ニュース2024.04.06
昨年に続いてアメリカ広葉樹輸出協会のブースに出展した森本建具店(香川県高松市)は、200年続く建具の組子技法を取り入れた家具を紹介した。
その一つ、アルダー材の本体前面に、ハードメープルの引き違い扉を付けたチェストは、扉に「七宝」と呼ばれる縁起柄が組子で施されている。背の低いこのチェストは洋間にも和室にも合い、テレビ台にも利用できる。
ブースでひときわ目を引いたダイニングテーブルは、大きな「麻の葉」文様の六角形の天板と、逆六角垂の脚という大胆なフォルムが特徴。天板は白いハードメープルの組子を囲んで、赤みがかったアルダーの枠で構成し、上にガラス板を置くこともできる。テラスや屋外パーティーなどアウトドアでの利用も。
同社取締役で組手研究家の森本佳瑛氏は「インテリアと建具のコーディネートを考えて極力アメリカ広葉樹を使っている。当社には家具職人と建具職人がおり、組子は建具職人が、枠や脚は家具職人が作るといった職人同士が協力して製作している。チェストの組子の「七宝」や、テーブルの「麻の葉」も日本にしかないデザインだが、日本風だけにこだわっていてはいない。日本の美しさを残しつつ、洋間にも合うような柔軟な発想が私のテーマ」と語っている。
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