ニュース2024.04.02
オフィス空間構築DXサービスを提供するSwish(東京都品川区)はこのほど、家具業界の「働き方DXプロジェクト」をスタートすると発表した。
プロジェクトにはプラス、アイコ、アダル、キノシタの4社が参画。メーカー各社のカタログデータをSwishが提供する見積業務に特化したメーカー横断プラットフォーム「Swish(スウィッシュ)」と連携し、複数社から見積りを取得する元請事業者と見積回答するメーカーの業務工数を削減し、業界全体の労務環境改善を目指すという。
同社によると、見積業務はアナログな業務フローが多いため労働負荷が高く、労務環境の悪化を招く一因となっているのに加え、元請け事業者とメーカー担当者間での認識違いによる発注・納品ミスが利益率の低下を招いているとしている。
このためプロジェクトでは、各社のカタログデータを連携させ、見積りにかかわる業務工数の大幅削減を目指す。
Swishは「空間づくりの常識をアップデートする」をミッションに掲げて、コクヨ出身の横澤拓海氏が2021年7月に設立。メーカー横断での家具検索ができる業務効率化サービスSwishを開発した。
横澤氏は「アナログな業務や商習慣によって家具業界における労務環境が悪化している現状を身に染みて実感している。Swishが家具業界を大きく変革する一助となり、働き方にDXを起こしていけるよう尽力していく」としている。
参画企業のコメントは次の通り。
アイコ代表取締役社長・青山成行氏 当社は「オフィスに想像力を」を掲げたオフィス家具メーカーとして空間づくりに携わってきた。本プロジェクトを通じて、自社のBPR、DXについてだけでなく、業界全体にも目を向け、新しい取り組みやアイデアを生み出せればと考えている。
アダル代表取締役社長・武野龍氏 働き方DXプロジェクトのメインテーマである家具業界の常識をアップデートするという考え方に当社として強く賛同しており、このプロジェクトを通じて業界全体が盛り上がることを期待している。
キノシタ代表取締役・四方一郎氏 Swishは、複数メーカーからの家具選びから提案書作成、見積もり依頼までワンストップで行える画期的なサービス。Swishが業界に広がることで作業効率の向上、労働コストの削減につながるなど、業界全体の生産性と収益性が向上することに期待している。
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