ニュース2023.11.25
フランスベッド(東京都新宿区)はこのほど、使用後のリサイクルまで商品設計に組み込んだ初の電動ベッド「エココンフォート電動ベッド」を発表した。11月末からの販売を予定している。
ベッドフレームには、アブラヤシの廃材を活用した「PALM LOOP」ボードを使っており、IoT対応の薄型電動リクライニングユニットを組み合わせている。
スプリングマットレスは、鉄や布などさまざまな素材が使用されており、解体と分別に時間と労力を要するため適正困難処理物に指定されている。
フランスベッドは、解体・分別しやすい構造を開発、電動ベッド用マットレスに初めて採用した。
薄型電動リクライニングユニットは、同社の通常のベッドフレームに設置することもできるため、現在使っている同社製ベッドフレームを有効利用できる。さらにIoTコントローラーに対応することで、専用アプリを使ってスマートフォンでベッドを操作することができる。
同社は「エシカル消費が高まりを見せる中、電動リクライニングベッドの需要が拡大しているが、電動ベッドは介護ベッドのイメージをもたれやすく、高齢者に需要が偏っている。これまでのイメージを覆し、持続可能性と快適性を結びつける新たな選択肢を提供する」としている。
同製品は、スプリングマットレスにMORELIY N(モアリーエヌ)を採用することによって、リサイクルの容易な構造に仕上げている。工具なしで解体できるようになっており、新しいスプリングに作り替えることによって資源を有効活用している。
※リサイクル容易なマットレス「モアリー」の解体シーン
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