ニュース2023.08.02
関家具(福岡県大川市)は7月27日、個性派インテリアブランド「クラッシュプロジェクト」から和家具シリーズの新作を同社直営店や公式オンラインストア、全国の取扱店で販売を開始したと発表した。
同社によるとクラッシュプロジェクトは「古材の魅力をもっと伝えたい」というデザイナーの想いから生まれたシリーズで、主に古民家を解体した際に出てくる古材を使用し、日本の古道具や古家具をモチーフにして企画開発したのが和家具シリーズという。
シリーズ第1弾では、水屋箪笥(みずやたんす)と呼ばれていた食器棚をはじめキャビネットなど収納家具が中心だったが、今回の第2弾ではダイニングテーブルやリビングテーブル、リビングボードなどが追加された。
同社発表の和家具シリーズ新製品は次の通り(価格は税込み)。
◆ハズキ・リビングテーブル=クラシカルな「ろくろ脚」が特徴のコーヒーテーブル。引き出し付きでテーブル周りの細々したものを収納できる。サイズは幅1055×奥行745×高さ330㍉。価格は7万7000円。
◆ミモザ・チェスト=薬棚をモチーフにしたキャビネット。引き出しは上2段6杯、下4段6杯の計12杯。天面は照明やディスプレイスペースとして空間づくりが楽しめる。幅860×奥行き390×高さ850㍉。11万5500円。
◆シクロ・サイドキャビネット=ほどよい高さで圧迫感を抑え、ガラスの引き戸や引き出しで「見せる」、「隠す」のメリハリのある収納ができる。幅1750×奥行き370×高さ880㍉。17万3800円。
◆アゲハ・リビングボード=古材の風合いを楽しめるリビングボード。ガラス引き戸と引き出し付き。天面はテレビボードやディスプレイスペースとしてライフスタイルに合わせて多様な使い方ができる。幅1750×奥行370×高さ540㍉。11万5500円。
◆キリン・ダイニングテーブル=ろくろ脚のデザインが特徴。古材の風合いと曲線が懐かしく温かみのある空間を演出。幅1600×奥行800×高さ720㍉。13万7500円。
古き良き時代の家具を現代風にアレンジ
同社によると和家具は明治・大正期に作られ、床座の生活で使われていたためロースタイルで平面的、形もシンプルで華美ではないデザインが多い一方、和と洋が折衷した、この時代独特の趣が魅力とされる。
こうした和家具を古材で作ることで、従来のアンティークとは異なる独自の個性をもった家具が生まれたという。また、漆塗装が多かった昔の和家具に対して、和家具シリーズでは、あえて未塗装や塗装を削った生成り(なまなり)に近い状態で仕上げてヴィンテージ感を演出、古材の風合いを生かしたとしている。
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