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★建物から家具までトータルデザイン フォー・ディー・コーポレーションがDXプロジェクト参加企業を募集

スタイルナビ案内画面
デザインディレクションの一例

 インテリアコーディネートショップ、STYLICS(スタイリクス)を運営するフォー・ディー・コーポレーション(東京都新宿区)は3月10日、建築やリフォームの際、AIを活用して建物と家具インテリアのデザインの整合性を考慮したデザインの方向性の確認から、居室の内装カラーの提案まで行えるDXナビゲーションツール「スタイルナビ」を開発。このシステムを活用した家づくりのトータルデザインプロジェクトに参加する企業の募集を開始すると発表した。
 同社によると、このツールは顧客がウェブ上で回答したアンケートに基づき、顧客の好みを反映した床・建具の候補など、提案に直結する情報をAIシステムが生成。これらの情報がデザインディレクション(指南書)として工務店・リフォームショップの担当者に提示される仕組み。
 ツールにはインテリアや家具についての情報も含まれるため、内装仕様の決定が容易になるほか、顧客の好みを反映したパースを描くことができ、営業段階から活用することで顧客の感性に響く提案が可能になるという。
 同社ではこれまで協力企業と実証試験を進めてきたが、実用性の判断ができたことから、今回新たにプロジェクトに参加を希望する工務店やリフォームショップの募集を開始した。
 トータルデザインプロジェクトについて同社では、建物と中身を一体で検討して家の魅力を高めることを目的とし、スタイルナビが導いたデザインの方向性に基づいて、同社が建物の内装と家具インテリアのコーディネートサービスを併せて提供するとしている。
 これにより、工務店などの社内に家具インテリア専門の担当者がいなくても、建物と家具インテリアデザインの整合性が担保され、施主に訴求できるほか、コーディネートされた空間の実例写真により集客力が強化につながることなどをあげている。
 スタイルナビの利用料金は居室2部屋まで3000円だが、3月末までの初回募集キャンペーンとして2カ月間使い放題の無料トライアル期間を設けるという。

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