ニュース2023.03.04
東南アジア最大級の見本市「マレーシア国際家具見本市(MIFF)」が3月1日から同国の首都、クアラルンプールで開催されている。きょう4日で4日間の日程を終える。
1日のオープニングセレモニーで来賓として招かれたファディラ・ユソフ副首相兼プランテーション・コモディティ大臣は同国の家具産業について「1980年代初頭、それまで主に薪(まき)として利用されていたラバーウッドを原材料に小さな田舎の工業として始まって以来、長い道のりを歩み、成長、回復力、持続可能性において目覚ましい成功を収めている」と強調した。
ユソフ副首相は米グローバル・マーケット・インサイツの調査を引き合いに、世界の木製家具市場は2027年までに5500億ドルに達すると予想されているが、同国の家具輸出額は「22年は111億5000万リンギ(約24億9000万ドル)、20年は106億4000万、21年は104億2000万リンギだった」とパンデミックにも関わらず好調を維持しており「自社の製品とブランドを開発することでバリューチェーンが前進する絶好の機会となる」と述べた。
一方、23年は世界経済の減速が予想されていることから「特にサプライ品や調達に関して、戦略を再検討する必要がある」とパンデミックの教訓を生かして、十分な在庫と代替供給源を確保する必要があるとした。また、東南アジア、南アジア、中東およびアフリカの新興市場への輸出を拡大させるよう訴え、そのプラットフォームとしてのMIFFの役割を強調した。
国家農産物政策2030(DAKN2030)の重点品目の一つである木材については「25年までに280億リンギ(約852億円)、30年までに328億リンギにすることを目標として掲げている。マレーシア木材認証スキーム (MTCS) は、PEFC森林認証プログラムによって承認された。マレーシアは20年に95万ヘクタールを超える認証森林を保有し、合計52万クタール超える森林がPEFCによって認証された。23年1月の時点で、総面積581万ヘクタールをカバーする37の森林管理ユニット(FMU) がMTCSのもとで認証された」ことを報告した。
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