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★【年頭所感】IFFT 新たな出発 日本家具産業振興会会長 岡田 贊三

岡田贊三氏

  明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては輝かしい新年をお迎えになり、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 当会は今年から東京国際家具見本市を大きく変更するべく、昨年、委員会を立ち上げました。自分たちが企画することによって、成功させたいという思いもさらに強くなっています。今回日経JAPAN SHOPと併催することで環境も大きく変わり、一歩前進に繋がればと思っています。おかげさまで、出展小間数は既に目標数を上回っている状況です。新たな企画として、日本インテリア産業協会と協働することで、インテリアコーディネーターがコンセプトに沿った日本の家具でそれぞれのシーンを作って展示するコーナーも予定しています。
 一昨年立ち上げたSDGs委員会では、国産材の活用を目指しています。ウッドショックの影響もあり、サステナブルな観点から国産材活用に向けた取り組みを進める家具メーカーが増えてきた中で、小径木をうまく活用していくことが課題になっています。これまで外材に頼ってきたことから、国産材の供給ルートがなくなっている状況があるため、林野庁にも働きかけ、インフラ整備をしながら国産材を活用していく必要があります。
 また、家具のリサイクルの取り組みにも着手しており、家具経済同友会のR&R促進協議会の活動に賛同し、家具業界として他社の家具も引き取れるようなプラットフォームを全国展開していけるよう動き出しています。そういった流れからも、日本全体的に良いものを永(なが)く使いたいという風潮になっていくことを期待しています。
 コロナ禍も世界的にウィズコロナが定着し始めており、平常の生活に戻りつつあります。今年こそは当会としても着実に一歩を踏み出したいと願っています。皆さまのご多幸ご繁栄を心からお祈り申し上げます。

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