ニュース2022.08.03
機動的なハイスツール
カンディハウス(旭川市)は、「CondeHouse New Collection2022」を発表した。中でも注目されるのが、道産タモ材を使ったハイスツール「KYU(キュウ)」だ。
ドイツ人デザイナー、ミヒャエル・シュナイダー氏が手掛けたこのチェアは、座る・立つという動作だけでなく、あらゆる動きをスムーズかつ効率よくすることに着目した。
「立ち座り、移動がとてもスムーズで、シェル型の座はすっぽりと体を包み込む安定感があります」(カンディハウス企画本部・渡辺薫恵氏)
真っすぐに伸びた脚やステッチが印象的な座は、スタイリッシュでシャープな印象。朝食をとるカウンター、パソコン作業をするデスクと組み合わせるなど、さまざまな場面で活躍しそうだ。
IFDA入選2作品
一方、開発段階にあって注目なのが、2021年のIFDA(国際家具デザインコンペティション旭川)の入選2作品。「FLAN」は、座面の広さ、周りの視線を遮る高さ、体の横まで回り込んでくる背と、そのサイズ感に圧倒される。入選作をブラッシュアップし、より快適なパーソナル空間を追求した。
「ホテル、空港、オフィスなどの広い空間でも、周りの視線を気にせず、リラックスしながら集中することができます」(渡辺氏)
もう一つの「TUB」は、無垢の厚い座と細いパイプの組み合わせがユニークなスツール。細く伸びるパイプは照明器具になり、リーディングスツールの役割を持つ。
「手元が明るく、美術館でパンフレットをめくるときにも最適です」(渡辺氏)。ほかにも、読書、スマホ検索と用途は広い。
進化系の「FOUR」
さらに、昨今の潮流である在宅ワークを意識して開発されたのが、デザイナー・倉本仁氏による新作チェア「FOUR」。道産タモ材と、クロームメッキシルバー、サテンブラックの2種類のフレームで構成され、ワーキングチェアとしてだけでなく、インテリアにも調和する優美なデザインが際立つ。
「座面に対して、アーム部分が少し広がり、4本のフレームは深く腰掛けても背骨に当たらない構造に工夫されています」(渡辺氏)。仕事の場でもくつろぎの時でも、どんな姿勢、体の動きにも対応できる「FOUR」は、まさに今の時代に求められる進化系チェアと言えるだろう。
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