ニュース2022.07.08
フィンランドのインテリアブランド、アルテックはこのほど、同社製品を採用した大学や美術館、ホテルなど公共施設の最新事例を公表した。2018年に発表された「アトリエチェア」を中心とした製品がつくるインテリア空間として次の事例を紹介している。
➊スウェーデン国立美術館のレストラン(ストックホルム、2018年)=このレストランのコンセプトはアーティストのアトリエ。ひらめきから製作までの芸術的なプロセスをイメージした空間に並ぶ木製の椅子は、ストックホルムを拠点とするデザインスタジオTAFとアルテックにより共同開発され、この空間コンセプトにちなんで「アトリエチェア」と名付けられた。また21年に「アトリエバースツール」がシリーズに加わった。
➋ヘルシンキ大学内のミーティングスペース(2020年リニューアル)=レストランの営業時間後に、学習や友人との談話など、さまざまな目的で学生が利用する空間に、アトリエチェアと、建築家で家具デザイナーのアルヴァ・アアルト氏デザインによる四本脚の「スツールE60」が採用された。椅子や座席の配置を自由に変えることができる柔軟性の高いレイアウトが特徴。
➌ヘルシンキ中央駅=古くからあるチケット売り場のホールが2020年、イベントスペースにリニューアルされた。600平方㍍の大ホールにアトリエチェアが並び、アーティストが作品を展示できるスタジオとステージ、カフェの3エリアに分けられている。
➍PUROホテル(ポーランド・クラクフ、2020年リノベーション)=ポーランドのインテリアデザイン専門の設計事務所Paradowski Studioがインテリアを手掛けた。第一次世界大戦後から街に残るカフェやレストランなどのモダニズム建築から着想を得たインテリアに、ダークレッドのアトリエチェアが彩りと深みを添える。
➎カフェKandl(オーストリア・ウィーン、2019年リノベーション)=街の中心部にある伝統的なカフェで、日中はモダンなカフェ、夜は落ち着いたバーとして営業。クラシックなコーヒーハウスをイメージした店内は、オーク材の床とアッシュ材パネルの空間にオーク材のアトリエチェアが調和。
◆アルテックの製品詳細は同社ウェブサイト。
家具インテリアR&R協議会 岡田会長が退任 後任に加藤信副会長を選出
ニュース2025.10.31
業界あげて資源循環の取り組み加速へ 家具インテリアR&R協議会が第5回全体会議
ニュース2025.10.31
★ローランド、カリモク家具と新作デジタルピアノ 天然木生かした家具仕上げ
ニュース2025.10.29
★天板下に収納スペース ユアサプライムス、シェルフ付き2WAYこたつ発売
ニュース2025.10.27
★高級銘木の特別仕様チェア モノクラシック、SEVEN STYLEで限定販売
ニュース2025.10.26
【8月の家具貿易】輸出は前年比1・1%増加、輸入は5・7%減
ニュース2025.10.23
★長く使い続けられる家具 新和「stiiilll」にグッドデザイン賞
ニュース2025.10.21
【日本木工機械展2025】最先端の木材加工技術が一堂に 170社・団体が出展
ニュース2025.10.20