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★本体やアームが身体の動きに追従 天童木工「Swing chair」発売へ

中村拓志氏デザインのワーキングチェア「Swing chair」

 天童木工(山形県天童市)は、建築家の中村拓志氏デザインのワーキングチェア「Swing chair」を6月20日に発売すると発表した。同社創立80周年記念事業の一環として開発された製品で、ホームオフィスから大規模オフィスまで、幅広いワーキングスタイルに対応するとしている。
 新製品について中村氏は「天童木工が誇る成形合板技術による木の弾性や反発力を活かした疲れにくいワーキングチェアで、背もたれが姿勢を支え、本体やアームが身体の動きに追従します。身体の一部のように上下左右にスイングする軽快な即応性は、エモーショナルな楽しさを引き出します」とコメントしている。
 このほか、アームをデスクに載せて椅子を浮かし、天板下の掃除を容易にすることや、一般的なテーブルに高さを揃えた肘置きがマウス操作時に肘を支えるなどの機能性を挙げている。
 脚部の形状はソリ脚、ムク脚、キャスター脚の3タイプ。それぞれに3色の塗色(スタンダード、チェリー、ブラウンウォールナット)が用意され、空間や用途に合わせて選ぶことができる。
 Swing chair3タイプの概要は次の通り(価格は税込み)。
 ◆アームチェア(ソリ脚)=成形合板によるソリ状の脚を持ち、フロアのほかカーペット、畳などにも適している。脚部の先端に傾斜を設け、体重移動による前傾姿勢をとることで、執筆やパソコン操作時の姿勢をサポートする。
 素材はナラ、ホワイトビーチ(脚部)。サイズは幅590×奥行き533×高さ725、座高460㍉。価格は9万1300円から。
 ◆アームチェア(ムク脚)=中村拓志氏の建築や家具デザインにも多くみられる無垢材の丸棒を取り入れたナチュラルな脚部と、立体的フォルムを持つ成形合板のコンビネーションが特徴。レストランやカフェなどの商空間のほか、ダイニングや書斎などの日常づかいにもおすすめという。
 素材はナラ。幅590×奥行き540×高さ725、座高460㍉。価格は10万5600円から。
 ◆ワーキングチェア(キャスター脚)=住空間にも馴染むデザインで、仕事の合間にゆったりと背中を預けて読書するなど、リラックスチェアとしての心地よさも備えたワーキングチェア。
 素材はナラ、アルミ鋳物(脚部)。幅590×奥行き525×高さ725(680~770)㍉、座高460(415~505)㍉。価格は12万3200円から。

アームチェア(ソリ脚)
アームチェア(ムク脚)
ワーキングチェア(キャスター脚)

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