ニュース2022.05.09
山岸竹材店(高知県須崎市)は5月2日、かつて畳の素材として用いられていた七島藺(しちとうい)を使った丸座布団2タイプの販売を開始したと発表した。
同社によると、七島藺は大分県の国東半島だけで収穫される希少な植物で、い草に比べると曲疲労強度・摩耗強度が5~6倍、耐焦性が2倍以上あるとされ、1964年の東京オリンピックまでは柔道畳として各地で使われていた。
しかし一本一本の断面が三角形となっているため、い草のように栽培や製織を機械化することができず、現在では10軒足らずの農家が栽培するだけになっているという。
こうした貴重素材を使って今回製品化されたのは、三つ編みした七島藺を円形に巻いた薄手の「七島藺縄編み円座」(直径50㌢、税込み販売価格2万6400円)と、畳一畳分の七島藺が使われ、大ぶりな渦巻きの形に編まれた厚みのある「七島藺渦巻円座」(直径65㌢、同5万7200円)の2タイプ。
七島藺は自然素材の温かみと香りが特徴で、癒しの空間をワンランクアップさせてくれるという。
◇以下は七島藺渦巻円座の解説ビデオ
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