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★家具共同配送39都道府県に拡大 TriValue、4月19日から北海道・四国を追加

4月19日からの家具共同配送サービス提供エリア

 TriValue(さいたま市見沼区)は3月30日、家具共同配送サービスの提供エリアを4月19日から新たに北海道・四国の1道4県に拡大すると発表した。既存エリアと合わせて39都道府県、人口カバー率は約92%になるとしている。
 同社によると拡大されるエリアは、北海道全域と徳島県、香川県、愛媛県、高知県の四国全域。4月15日に受注を開始、配送開始日は4月19日となっている。
 サービスの特徴について同社では▽家具配送に特化した配送事業者をつなぐ高品質な家具配送サービスを提供▽利用者へ各エリアの配送キャパシティのリアルタイムな公開▽配送登録と同時に顧客が選択した配送日・時間帯で配送を確定▽郵便番号単位で配送可能日や時間帯を制御し、配送事業者の負担軽減―などを挙げている。
 家具販売のEC化が進み、より広範囲への家具配送サービスに期待が高まっている半面、大型家具の配送サービスは、特化した搬入・組立技術を必要とし、人材の育成には時間がかかることが課題になっている。
 同社では各エリアの配送事業者を受注管理システムでつなぎ、一つのネットワークとして提供することで家具メーカー、家具小売事業者のEC化に貢献していく方針。
 また、受注管理システムとTMS(輸配送管理システム)を連動し、配送事業者の負荷を削減しながら顧客の利便性の向上と、データ連携も含めたオペレーションコスト削減の仕組みを提供。今後もエリア拡大を含め、物流とITを融合したサービス強化に取り組んでいくとしている。
 同社は、TAKADAと伊藤忠テクノソリューションズの合弁会社として20年6月に設立。インテリア系大型商品の配送事業者として家具メーカーや小売業に、宅内設置を伴う宅配サービスを軸に配送や倉庫を含めた総合的な物流サービスを提供している。
 問い合わせは同社営業部(電話048・681・5553)。

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