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★小林恵吾氏デザインの好奇心を誘発する本棚 クリエーティブプロジェクトベースが発売

Curiosity Go Round(小林恵吾氏㊧と倉成英俊氏㊨)
2000~2500冊程度を収納できる

 クリエーティブプロジェクトベース(東京都中央区)は1月31日、好奇心や創造性を誘発する本棚「Curiosity Go Round」の受注生産を同日から開始したと発表した。建築家の小林恵吾氏のデザインで、楕円形の本棚が積み上がったような形態が特徴。
 同社によると、この本棚の制作は同社代表取締役の倉成英俊氏が、起業して6坪のコンパクトなオフィスを持った2020年9月、小林氏に設計を依頼したことから始まったという。
 依頼内容は▽2500冊の蔵書が全て入る本棚を作って欲しい▽本棚の中には人が入れるようにして、一人でアイデアを練る場所にしたい▽壁に備え付けるのではなく部屋の中央に置きたい▽この本棚を置いたオフィスは、デスクワークはもちろん、来社された方々とのCo-Creation(共創)が起きる場にしたい―というもの。
 出来上がった本棚は、棚板の一部が伸びてデスクやテーブルになっており、中に入れて、収納にもなるものとなった。
 同社では「働き方が大きく変わり、発想が大事な現代。オフィスに置けば新しいものが発想されるクリエーティブな場に。学校に置けば、いろいろなことを知りたくなる勉強の場に。公共の場所では人が集いたくなる場になる」としている。
 デザインを担当した小林氏は、設計事務所NoRA共同主宰。オランダ・ロッテルダムの建築事務所OMAで多数の建築を手がけ、帰国後は美術館の展示設計をはじめ、人間と空間の新しい関係性表現で注目を集めている。
 Curiosity Go Roundの仕様は、1人用デスク、4人用テーブル、ベンチ、スタンディングデスクが各1カ所。サイズは高さ2200㍉、直径2500㍉、最大幅(テーブルからベンチの対角線)が3600㍉となっている。
 ◇問い合わせはhttps://www.creative-project-base.com/curiosity-go-round

本棚の中心に入ることができる
本棚の中から撮影
棚板の延長がデスクやテーブルに

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