ニュース2021.12.26
飛驒産業(岐阜県高山市)は、12月17日から21日まで東京ビッグサイトで開かれた第59回技能五輪全国大会家具部門に、岐阜県代表として出場した同社従業員の横谷辰也さん(21)と、飛騨職人学舎で家具製作を学んでいる稲原匠(しょう)さん(20)が銀賞を受賞したと発表した。
家具部門の競技では、事前に課題の図面が配布され、当日に一部仕様変更が行われたキャビネットを2日間、計11時間をかけて製作する。
横谷さん(飛騨職人学舎卒、飛騨産業工房勤務)は「このような結果を出せたのも、練習に打ち込める環境を用意してくれた会社や、支えてくれた皆のお陰です。結果については率直に嬉しい反面、提出した課題は自分の中で納得のいかない部分も多く、来年以降に向けて、練習から『課題に向かう姿勢』も意識して取り組んでいきたい」と語っている。
また稲原さん(飛騨職人学舎2年生)は「本番に向けて非常に恵まれた環境で練習に打ち込めましたが、練習以上の力は出ませんでした。逆に言えば、練習通りの力を出し切ってこの結果だと受け止めています。順位も勿論ですが、課題の仕上がり・精度が重要だと思っているので、恵まれた環境に甘えることなく、そのプレッシャー・緊張感を自分の中で上手く変換して、次回以降も前向きに取り組みたい」と話している。
飛騨職人学舎は一流の木工家具職人の育成を目的に飛騨産業が2014年に開校した職人育成学校。
★【2025飛騨の家具 飛驒産業】「森のことば」に次ぐ国産広葉樹を活用した新作
ニュース2025.06.30
★【2025飛騨の家具 シラカワ】デザイン性と実用性を兼ね備えた「進化系チェア」
ニュース2025.06.30
★「日本の家具」の未来を語る 飛騨の家具フェスティバル トークショー
ニュース2025.06.30
【銀座英國屋 ・小林英毅社長 後継者へのメッセージ⑨】後継者の就職先は自社を推奨
ニュース2025.06.30
★収納ベッド6割が「満足」だが課題も山積 インテリアオフィスワン調査
ニュース2025.06.30