天童木工（山形県天童市）は、12月17日から21日まで東京ビッグサイトで開催された「第59回技能五輪全国大会」の家具職種部門で、山形県代表として出場した同社従業員の石橋葵（あおば）さんが最高賞の金賞を受賞したと発表した。
　同社では「今回の当社従業員の活躍は、家具製造の先達となるべく技術者育成に努めている当社の取り組みが評価されたものと受けとめている。今後もさらなる技術の向上と技術者の育成を図り、社会貢献に努めていきたい」とコメントしている。
　技能五輪は、国内の青年技能者（原則23歳以下）を対象に、技能競技を通じて青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能の重要性や必要性をアピールすることを目的に１９６３年から毎年開催されている。
　◆金賞を受賞した石橋さんの話　このような結果を残すことができたのは、職場の先輩方、一緒に働く同僚の皆さんの厳しくも優しい教えがあったからだと思います。とても感謝しております。そして学生のころに家具職人になろうと決意し、これまで応援してくれた家族・高校の恩師に金賞受賞の報告をして喜んでいただけたのが何よりも嬉しいです。昨年も山形県を代表して出場したのですが結果を残せず悔しい思いをしました。金賞を受賞することを目標に掲げ、これまで練習に励んできました。ぜひ、来年も出場し２連覇を目指したいと思っています。