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★イケア、梱包材からプラスチック排除へ 28年までに段階的に

 スウェーデンの家具販売大手イケアはこのほど、消費者向け梱包材に使用するプラスチックを2028年までに段階的に廃止すると発表した。再生可能・リサイクル材料を活用したソリューション開発を推進し、廃棄物や環境汚染を抑制することを目的とする。米家具専門誌ファニチャー・トゥデーが報じた。
 イケアの梱包部門のマネジャー、エリック・オルセン氏は「代替素材として、主に紙を焦点に当てる」と話した。梱包を低価格と持続可能性、取り扱い上の安全性を規定する重要な要素と位置付けており、既に梱包材に使用するプラスチックの量は10%未満に抑えていると説明した。
 イケアは梱包材に年間10億ドル(約1100億円)以上費やしている。プラスチック素材を代替するには新しいソリューション技術が必要になるという。
 梱包材部門の開発リーダー、マヤ・シェルベリ氏は「創意工夫はイケアの伝統の一部だ」と強調。プラスチック梱包材を代替するのは困難な作業になるだろうが技術革新を進め、サプライチェーン(供給網)を越え、幅広い業界にプラスの影響を与えたいと述べた。
 【注】この記事は配信元の許可を得た上で抜粋、要約して翻訳しています。原文はhttps://www.furnituretoday.com/furniture-retailer/ikea-to-eliminate-plastic-from-consumer-packaging-by-2028/から読むことができます。

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