ニュース2021.11.11
イケア・ジャパン(千葉県船橋市)は「オフィスでの働き方」に関するインターネットでのアンケート調査を10月5日~7日に実施し、このほど調査結果を公表した。調査は①週1日以上テレワークを行っている会社員600人を対象に「テレワークで感じていることやオフィススペースに何を求めているか」②経営者・総務担当者600人を対象に「オフィススペースのリフォーム・レイアウト変更について」―の2本立てで行われた。
■コロナ後は「出社したい」78%
会社員600人へのアンケート調査の結果では、テレワークについて、通勤や移動にかかる時間が削減できる(64・8%)、時間を柔軟に使って仕事ができる(51・8%)といった理由で「テレワークにメリットを感じている」という回答が89・8%に上った。
一方で運動不足になる(45・3%)、仕事のオン・オフの切り替えがしづらい(34・7%)という理由で「テレワークにデメリットを感じている」回答が84・5%となり、メリット・デメリット双方を感じている割合が高い結果となった。
また新型コロナ収束後は「出社したい」と考える人が全体の78・2%に上った。同僚とのコミュニケーション円滑化、雑談などの理由を挙げている。
同社では、多数がテレワークにメリットを感じつつも、オフィスに出社して同僚とコミュニケーションをとりたいという「心の密」を欲していることがうかがえるとしている。
また、勤務先にコミュニケーションのためのスペースを希望する声は6割を超え、オフィスにカジュアルな交流(26・7%)や、リラックスしたコミュニケーション(26・2%)ができるスペースを求める回答があった。
■オフィスリフォーム価格重視
中小企業の経営者・総務担当者600人へのアンケート調査では、7割以上が今後もテレワークを続けたいと回答し、約半数がコロナ禍でオフィスのリフォームやレイアウト変更を検討したと回答した。
一方で、リフォームやレイアウト変更を実施しなかったケースでは、理由は「特にない」とした38・3%を除くと「費用がかかる(34・0%)」が最も多かった。
今後、オフィスのリフォーム・レイアウト変更で重視する点について「費用(70・8%)」という回答が最も多く、次いで「可変性(30・3%)」「環境・品質の重視。持続可能性、サステナビリティ(28・5%)」となった。
調査結果についてイケア・ジャパンでは「働くスペースに対しての多様なニーズが浮き彫りになり、中小企業ではオフィスリフォームで価格や環境、品質を重視する声が聞かれた。今回の調査結果を参考に、手ごろな価格帯とデザイン力、コンサルテーション能力で、多様化する働く空間をより快適なものにするお手伝いをしていきたい」としている。
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