ニュース2021.10.27
米家具メーカーらで構成する持続可能な家具評議会(SFC)と全米野生生物連盟(NWF)がこのほど公表した2021年の「木製家具スコアカード」によると、自社サプライチェーン(供給網)を通じて責任ある木材調達を行っている小売企業のトップは、シスコ・ホームだった。
SFCとNWFは18年から家具業界で責任ある木材調達を推進するため、大小さまざまな小売企業のサプライチェーンを調査してスコア化し、ランク付けしている。4回目となる今年は約120社を評価した。
全体1位のシスコ・ホームは北米の店舗を中心に、カリフォルニア州やノースカロライナ州で製造した環境配慮型のソファや椅子などを販売している。21年のスコアは30で、前年から4ポイント上昇した。
そのほか責任ある木材調達を行なっているとして最高評価スコア20以上を獲得したのは、ウイリアムズ-ソノマ(スコア28)、ジ・アレンジメント(同26)、ワーキング・ワンダーズ(同26)、イケア(同25)、バッドコック・ホーム・ファニチャー&モア(同23)など16社。
SFCは06年、ノースカロライナ州ハイポイントで設立。家具メーカーや小売企業、デザイナーなどで構成され、会員数は400人以上。現在、米住宅用家具業界で環境問題に携わる最大規模の団体となっている。
SFCはウェブサイトでその使命について、企業の環境負荷を低減し、消費者が健康的な製品やサービスを享受できるよう支援することだと説明。「家具業界は持続可能な選択肢の開発を進め、将来世代の発展に寄与するために従来の設計・生産・流通方法を変革するべきだ」と強調している。
SFCとNWFが公表した全企業の木製家具スコアカードはウェブサイ(https://furniturescorecard.nwf.org/wood-furniture-scorecard-2021/)で閲覧できる。
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