ニュース2021.07.16
業務用家具メーカーのアダル(福岡市博多区)は、オフィスや商空間などの空間設計の提案の際に、オンラインで対話をしながら3D画面で配置した家具レイアウトを提示できるプレゼンテーションシステムを開発、顧客向けの運用を7月15日に開始したと発表した。
このシステムはプレゼンテーションシステム「EPOCH2(エポック2)」で、同社によるとサイズ感や家具同士の距離感、動線の取り方などをリアルに近い感覚で確認、検討することができ、よりスピーディで正確な提案が可能となったという。
主な特長は①家具の納入を検討している場所の平面図データをシステム上に取り込み、同社の3D家具データを図面上に自由にレイアウトできる②ビデオ会議システム搭載、顧客側でも家具の配置変更が可能で、言葉では伝わりにくい内容もスムーズにやり取りできる③画面に家具を配置するだけで、家具の種類や数量から見積もりの自動計算が可能―など。
これまでは納入先の空間に合わせ、対面での商談やメール、電話などで家具の選定や空間設計を提案してきたが、新型コロナウイルスの影響で対面商談が減少し、サービス上の問題を抱えていた。
このため同社ではエポック2を独自開発、対面営業が難しい顧客に対し、希望に沿った提案をスピーディに行うことが可能になったという。
またリモートでの商談機会を増やすことで、柔軟に働く場所を選べるABWへのシフトにも寄与し、業界の新しい働き方の推進に貢献していくとしている。
サービスの詳細は https://adal-online.shop/project/epoch2
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