ニュース2021.07.09
群馬県北軽井沢を拠点に地域資源の活用に取り組んでいる「きたもっく」は7月9日、新工場「あさまのぶんぶんファクトリー」を7月中に竣工することを公表した。地域の広葉樹などを使って建材・家具材や薪などを製造する。木造建築事業と養蜂事業の拠点機能も担うという。
同社は事業の背景となる、群馬県長野原町の林産資源の状況について「広葉樹の天然林とカラマツ人工林の面積が合わせて約71%を占める、林野面積占有率の高い中山間地域。広葉樹を切り出し、木質バイオマス発電の燃料やキノコの菌床などに活用されているが、、依然として健全な山林の育成、地域産業の発展といった課題が残っている」と指摘している。
きたもっくは約240㌶の地域山林所有し、浅間高原北麓の特徴である豊富な広葉樹を中心に計画伐採しているという。伐った木材は主に木質エネルギーの薪、建材や家具材としても利用している。木を伐って光が入るようになった山林では、広葉樹の萌芽更新と組み合わせた養蜂によって多様な花から良質な蜂蜜を採取している。製品はキャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」やミーティング施設「TAKIVIVA(タキビバ)」、地域の一般家庭で活用されている。また、建築には地域材を加工した建材、家具材を使用。蜂蜜や蜂蜜加工食品を商品として販売している。
新工場では、廃材を活用する薪ボイラー式高効率薪乾燥機を自社開発。含水率の低い薪を短期間で製造し、通常、寒冷地での広葉樹薪づくりには18カ月ほどかかるところを6カ月まで短縮した。薪乾燥機の排熱は建材・家具材の乾燥や蜂蜜の越冬保管にも利用している。
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