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★キーワードはグリーンインテリア and「おうちトレンド」予測

グリーンやファブリックでの模様替えが多数を占めた

 ライフスタイルブランド「リトルルームス」を運営するand(東京都目黒区)は6月25日、同ブランド2周年を記念してユーザーアンケートを実施、その結果を基にした「2021年下半期おうちトレンド予測」を発表した。
 リトルルームスは「ちいさな部屋とちいさな幸せ」をコンセプトにしたブランドで、家具、インテリア、テーブルウエアなどの販売とともに、商品情報などをメールマガジンやSNSで積極的に配信している。

 今回の調査は、リトルルームスのフォロワーやメールマガジン読者を対象に5月27日~6月2日の期間、アンケートを実施し、その有効回答315件を基に、各SNSでのエンゲージメントやユーザー投稿の傾向を加味して今後注目されるキーワードとトレンドを予測したもの。

グリーンカラーに注目

 アンケート結果と同社による「2021年下半期おうちトレンド予測」は次の通り。
 「お部屋のテイストをどう変えたいか?」という質問に56・2%のユーザーが「ナチュラル・無垢」と回答し1位となった。
 また「お部屋のメインカラーにしたい色」では、1位・ホワイト(50・2%)、2位・ベージュ(26・3%)と、ベーシックな淡色が全体の75%以上を占めた。同社では、いわゆる「韓国風インテリア」ブームの発端となったナチュラルインテリアの人気は今後も継続するとみている。
 特に注目されるのは「お部屋のアクセントカラー(差し色)にしたい色」で、グリーンが33・3%で1位。今後取り入れたいインテリアに関する質問でも「観葉植物」という回答が多く、グリーンカラーに注目が集まっているとみられる。

模様替えは「お手軽」に

 「今後、インテリア・家具で欲しいアイテム」に関する質問では、布団カバー、ソファカバー、クッションカバーといった回答が目立った。大きな家具の買い足しや買い替えはスペースやコスト面で難しいため、カバー系の繊維製品で部屋の雰囲気を変える「お手軽模様替え」のニーズが高まりそう。
 コロナ禍における食習慣に関する質問では「料理をする頻度が増えた」人が54・6%と半数を超えた。同社では昨年大流行した「ダルゴナコーヒー」に始まり、「マリトッツォ」や「シリアルパンケーキ」など常に最新トレンドが生まれ続けていると指摘する。

「おうち居酒屋」で夜を満喫

 一方「次に流行ると思う、おうち時間の過ごし方」では、「おうち居酒屋」という回答が多かった。居酒屋風のおつまみを作る、メニュー表を自作する、グラスをDIYするなど、晩酌の時間を楽しむ人が増えているとみられる。このほか「ベランダピクニック」、「おうちキャンプ」といった回答も多く、長引く自粛期間の中で、部屋やベランダでアウトドア風の過ごし方を楽しむ人が増えている模様。これに伴い同社では、室内でも外でも使えるテーブル、チェアなどの需要が高まりそうだとしている。

コロナ禍で家や部屋に愛着

 今回の調査で、コロナ禍において「自分の家、部屋」に対する意識の変化をたずねたところ、「以前より好きになった」(61・9%)、「どちらかというと以前より好きになった」(32・7%)を合わせて9割以上が自分の家に対する愛着が増したと回答した。
 また「1人で過ごす時間」に対する意識の変化についても「以前より好きになった」(48・6%)、「どちらかというと以前より好きになった」(39・4%)を合わせて88%がコロナ禍で生活様式が大きく変化した中で、暮らしや1人で過ごす時間を好む人が多いことがわかった。
 リトルルームスのネットサイトは https://littlerooms.jp/

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