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★美しい感染症対策をデザインする展示会 東京と大阪で開催

MASHILO(マシロ)

 美しい感染症対策をデザインする展示会「NEW NORMAL, NEW STANDARD 2 -Meal Time-」が6月に東京、7月には大阪で開催される。6人のデザイナーが「美しい感染症対策」をとりつつ心地よく食事時間を過ごすための方法を提案するという。
 主催するのはNEW NORMAL, NEW STANDARD実行委員会(土井智喜代表)。2020年秋に開催された「美しい感染症対策」をテーマにした展示会の第二弾で、今回は食事の時間を安心して快適に過ごすためのプロダクトの展示が予定されている。
 出展作品とデザイナーコメントは次の通り。
 ◆MASHILO(マシロ)▽デザイナー・秋山かおり氏(STUDIO BYCOLOR主宰)=広島県の国産ヒノキのみで構成されたチェア。森林の中で過ごすように、一人で静かにゆっくり食事をする場があれば感染防止としてだけでなく食事自体をより深く味わうことができるのではないか。そんな思いも含め、真っ白な気持ちでひと時を愉しむ場として誕生。
 ◆CAMERIERE(カメリエーレ)▽江口海里氏(カイリエグチデザイン代表)=レストランやホテル、自宅などで理想的にマスクを保管するためのマスクスタンド。必要最小限のスペースに縦に細長い構造で、合理的かつ見た目に美しくマスクを保管できる。この新しい構造体に対して、カトラリーなどに見られるシンプルで柔らかいラインを借りてくることにより視覚的な調和の取れた外観デザインとした。
 ◆BREATHE SCREEN▽浦田孝典氏(浦田孝典デザイン事務所)=食事の時間をより快適に。立体形状で頬にあたる部分に透明シリコンを配置し、顔を挟む形で装着。このマスクは「マスク会食」においてマスク着脱のわずらわしさを軽減し、現在の限られた「食事の時間」をより豊かに過ごしていただけるアイテムになればと願っている。
 ◆Object Ⅱ▽中込明氏(AKIRA NAKAGOMI DESIGN)=食事の楽しさを彩る飛沫防止パーテーション。鮮やかな色が入ったアクリルは、機能だけの味気ないパーテーションから空間を彩るものへ。また支柱を支えるウェイトはフラワーベースとして食事に華を添える。食事の際にパーテーションの存在を忘れ、少しでもコロナ禍前のような感覚になればと願っている。
 ◆MASK VASE▽デザイナー・狩野佑真氏(studio yumakano)=飲食店などで食事をする際に使用する紙製マスクケーススタンド。マスク着用が必須となった「新しい生活様式」に対するプロダクトでありながらも、いずれ訪れるであろう終息後は、そこに草花を添えられる。彩りのある生活を忘れないようにマスクケーススタンドと一輪挿しが一体となっている。
 ◆OBI▽デザイナー・土井智喜氏(ANDASSOCIATES)=カップスリーブとしても使用できる自立するハンカチ。ポケットに入れたときに、出来るだけかさばらないように、デスク上に置いた時も自立して自然乾燥しやすくなるように円筒形にしている。コーヒーカップなどに取り付けた時に「帯」のように見えるようにデザインした。
 ◇展示会概要は次の通り。
 東京展=6月15日~20日12時~19時、会場はTIERS GALLERY by arakawagrip(東京都渋谷区神宮前5-7-12、荒川技研工業本社ビル3階、
電話03-5774-8190)。
 大阪展=7月3日~11日12時~19時。Page Gallery(大阪市中央区瓦屋町2丁目14−8、KAIRI EGUCHI DESIGN、電話06-4392-7970)。
 協力=荒川技研工業(東京都渋谷区)、DOUBLE-H(神奈川県川崎市)。

MASHILO
CAMERIERE
Object Ⅱ

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