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★不動産売買のウィルが家具事業に参入 住宅購入者など対象に販売

開設されるショールーム「十二十家具」。㊦は外観

 不動産・リフォーム事業などを手がけるウィル(兵庫県宝塚市)は5月20日、家具事業に新規参入し、製品のショールームを6月4日、宝塚市内に開設すると発表した。同社では不動産の売買からリフォーム、住宅ローン相談までのワンストップサービスを展開してきたが、家具事業では顧客が購入またはリフォームした住まいに合う家具を提案し、質の高い商品を比較的安価で提供するとしている。
 住宅金融支援機構の調査によると、新築を建てた際、家具家電にかかる費用は平均152・8万円にのぼるという。
 同社によると、国産家具を製造元から直接仕入れることで流通コストを抑え、商品価格に還元して、質の高い商品を比較的安価で提供するサービスを展開する。家具の費用も住宅ローンと同条件(金利、返済期間)で借りられるローンを用意し、顧客の理想実現のサポートを行っていく。同社の住宅購入者とリフォーム成約者を主なターゲットとし、家具やインテリアのニーズがある顧客へ効率的にアプローチすることができ、顧客単価の向上も図るとしている。
 開設されるショールームの名称は「十二十家具(とにとかぐ)」。十年、二十年と長く愛用していただきたいという思いを込めたという。約350平方㍍のフロアで国産家具とインテリアを展示・販売する。5月31日まで完全予約制で事前見学会が開かれている。
 所在地は兵庫県宝塚市逆瀬川1―14―2、電話0797・74・7277。

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