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★オフィス家具に新機軸 デニムのブルー基調に 金具のカワノ 新たな挑戦

イルギン ・エズギ ・トゥンチ氏
プライバシーを保てるBlue Booth。ジッパーがアクセントになっている

 金物の企画・開発から設計・製作・販売まで行っているカワノはこのほど、岡山・倉敷のデニムを使ったオフィス家具ブランド「Japan Blue(ジャパンブルー)」を立ち上げた。「デニムを使ったこれまでにないオフィス家具をつくりたかった」と清成伸太郎社長。設計事務所をターゲットに、海外展開も視野に入れている。

 金物から家具へ。新たな着想に思いを巡らせていた清成社長は、トルコ出身の国際デザイナー・建築家のイルギン ・エズギ ・トゥンチ氏の「空間は家具になる」という言葉にひかれ、デニムを素材にしたオフィス家具のデザインを依頼した。
 福岡県大川市の家具メーカーに製造を依頼してでき上がったのが、オフィスの中で半個室空間をつくれる「Blue Booth(ブルーブース)、必要な時に机上に自分だけの空間をつくる「Blue Hood(ブルーフード)」、からだを揺らして気分転換できる「Blue Swing(ブルースウィング)」。カジュアルな雰囲気が漂う新しい「デニムを着た」オフィス家具が誕生した。
 コロナ禍の影響で働き方が変わる中で「より魅力的なオフィスが求められている」と清成社長。
 今後はアイテムを増やしてミラノサローネやシンガポールデザインウィークへの出展も考えている。

用途に合わせて4種類のサイズを用意しているBlue Swing
防音用のウレタンフォームを使ったBlue Hood

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