ニュース2021.03.30
グーグルは3月26日「コロナ禍での消費者のEC買い物動向調査」の結果を発表した。それによると20年10月~12月のEC利用者1人あたりの購入金額は半年前と比べ1・4倍に増加したことが分かった。コロナ禍の影響もあって国内小売EC市場は規模が拡大しているが、同調査によると20年2月以降のEC利用率は2月以前に比べて3ポイント増にとどまっており、市場規模拡大の要因は新規利用者数の増加ではなく、既存利用者の購買行動が活性化したためと同社では推察している。
グーグルが今年3月に実施した買い物に関するアンケート調査では、21年3月までに「単価10万円以上の商品をオンラインで買った経験がある」と回答した人が全体の34・8%にのぼり、そのうちの4・5%が「20年3月以降に初めてECで10万円以上の買い物をした」と回答した。
初めて購入した層の中心は20代と40代の男性で、20年2月以前に購入経験がある層と比べると、特に20代の男性がECでの高額購入に進んだと考えられ、その背景には一律10万円の特別定額給付金の後押しが考えられるとしている。
さらに20年3月~5月と、同年10月~12月のEC購入者1人あたりの購入金額を比較すると、3万9682円から5万5575円に1・4倍増加していることがわかった。
★「おうち時間」を豊かに
20年3月以降に「オンラインで購入した価格帯が高い商品」を聞くと、PC・スマートフォン(14・7%)、家具・インテリア(7・9%)、ワイン・ウイスキーなどの酒類(4・9%)が上位を占め、在宅勤務や外出制限に伴って増加した「おうち時間」を豊かにする目的の商品購入が目立つ結果となった。
また「オンラインで購入を検討しても良い価格が高い商品」では、PC・スマートフォン(33・4%)、家具・インテリア(24・9%)、TV・オーディオ(16・8%)、高級お取り寄せグルメ(調理加工済みの食品、13・1%)などとなった。
実物を手にとって確認できないECでも高価格商品の購入を検討している人が一定数存在していることから、同社では家具・家電、高級食品は「ECでのぜいたく品購入の入り口になるカテゴリ」とみている。
★オンライン決済定着へ
購入した商品の決済方法について従来から多用されてきた代引やATM、コンビニ支払いなどは、それぞれ4~5割が「以前より使わなくなった」と回答。これに代わってクレジットカードや、電子マネーでの決済が伸びており、感染予防の観点から配達員との接触を回避したり、外出機会が減りコンビニへ行くタイミングが少なくなったことが要因と考えられるという。
オンライン決済利用が増えていることについてグーグルでは、いったん使い始めると現金決済にはなかったオンライン決済の利便性を感じてさらに利用が促進されるような状況が生まれているためとしている。
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