ニュース2020.12.09
世界の広葉樹製材の輸出トップは米国で、2位はタイ、続いてEU26カ国、マレーシア、カメルーン、ガボン、カナダ、ロシア、ブラジルとなります。アフリカのガボンやカメルーン、ウクライナの中国への輸出がかなり増えています。
広葉樹製材の輸入については過去25年間、中国がトップです。ここにきてベトナムが急激に増えています。日本も米国だけではなく、ロシアや中国も含めかなりの量を輸入しています。
アメリカ広葉樹の過去5年間の製材輸出を見ると、中国、日本、台湾、香港、韓国など東アジアの市場がいかに大きいかが分かります。丸太の輸出先については、中国が1位となっていますが、19年の米中貿易摩擦の影響でやはり落ちています。カナダやベトナムもかなり買っており、日本は4位です。
中国におけるアメリカ広葉樹製材輸入の材種を見ると、19年は、米中貿易摩擦における関税の割合によって変化していることが分かります。関税25%のレッドオークは17年比で48%減、ホワイトオークは51%減。関税20%のアッシュは52%減、チェリーが29%減。関税5%のウォルナットだけがプラスとなっています。17年に比べて米国からの輸入は21%減となっており、そのロスした分を、ガボンなどアフリカの国々から買っています。対中国の輸出量は、レッドオークがメインです。
東南アジアでは、ベトナムがかなり買っています。何を買っているかというと、圧倒的にイエローポプラです。2位のホワイトオークについては、ベトナムに進出した日本の会社が買っているケースがあると思います。今後、ベトナムにおけるアメリカ広葉樹市場は拡大していくものと考えられます。
北米と中国を除くアメリカ広葉樹製品(製材、丸太、ツキ板、フローリングなど)の輸出額を見ると、日本がトップになり、いかに高額な製品を買っていただいているかが分かります。
今年四半期を見ると丸太、製材ともに中国がかなり買ってきており、回復ぶりが分かります。10月以降、もっと買い込んでくると思います。
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