ニュース2020.10.05
天童木工(山形県天童市)は10月1日、チェア「S―0507」が2020年度「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞したと発表した。ロングライフデザイン賞は、長年にわたりユーザーから高い支持を得た製品で、これから生まれるデザインの手本となりうる、時代を超えスタンダードであり続ける商品・サービスを表彰するもの。
同社によるとS―0507は、日本における家具デザインの創世記を支えた水之江忠臣氏によって1954年に神奈川県立図書館の閲覧室向けにデザインされた。
背と座面の人体が触れる部分が成型合板で、三次曲面形状に湾曲させて、身体を優しく支える。体重を支えるフレームは、構造的合理性を持った無垢材による無駄のないデザインが特徴。
64年にはグッドデザイン賞を受賞し、現在も家庭のダイニングチェアとしてだけでなく、教育関連施設や飲食店など多くの空間で利用されている。
「デザイナーは一生にひとつ、本当に良いものが残せたらそれで良い」と語っていたという水之江氏。商品化に向けて100回以上の試作を重ねたという逸話も残されている。発売後も水之江氏はライフワークのように改良を加え続けたという。
S―0507は、座と背はナラ板目(ナチュラル)、脚はホワイトビーチ(ナチュラル)。サイズは幅450×奥行き520×高さ770㍉、座高420㍉。
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