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★モーブルとIKASAS DESIGNが在宅プロジェクト テレワーク家具4種発表

ベッドのヘッドボードでベッドデスク
ドレッサーとデスクを組み合わせたワーキングミラー

 オリジナル木製家具製造販売のモーブル(福岡県大川市)は9月16日、IKASAS DESIGN(横浜市中区)と共同で、デザイン企画「ON(オン)プロジェクト」を立ち上げたことを明らかにした。新型コロナウイルスによって在宅勤務(テレワーク)が推奨される中、新しいライフスタイルに溶け込むテレワーク家具4種をプロジェクト第一弾として発表した。いずれも11月ごろの発売を予定。販路については両社の既存取引先のほか、新規取引先への提案も行うとしている。

省スペースで仕事空間

 両社によると発表されたテレワーク家具のシリーズ名は、ラテン語で仕事、働くを意味する「OPUS(オプス)」。デザインはIKASAS DESIGNの三上卓司氏が担当した。
 テレワークを行う上で「リビングやダイニングは子どもがいて集中できない」、「デスクを置きたいがスペースがない」といった悩みを抱えているケースが多いことから、新しい考え方のテレワーク家具のデザインを試みたという。
 発表された4製品は次の通り。

 【ワーキングミラー】
 日中は利用されることが少ない寝室の姿見(ドレッサー)にフラップ天板を内蔵することで、デスクとしての機能とデザイン性を両立した製品。
 特長は①省スペース化を実現しつつワークスペースを確保した②キャスター付きの扉を開くと、扉によって囲われた集中できる空間になる③板扉側は化粧品や小物、ミラー側は仕事道具など収納を家族で分けて使える⑤有孔ボードを設けることで圧迫感を軽減、フックや棚板を使って好みのものを掛けることができる―など。
 サイズは幅800×奥行き450×高さ1700㍉(デスク時の天板は幅490×奥行き425㍉)。価格は10万5000円(税別)。
 
【Bed+Desk(ベッドデスク)】
 日中は使われないベッドのヘッドボードを伸長させ、フラップ天板を持ち上げることでデスクになる製品。
 特長は①スライド部分やヘッドボード部分に仕事に必要な収納を備えている②マットレスをずれにくく、ベッドメイクを容易にするハイフットボード仕様③一人暮らしのワンルームにも適している―など。
 サイズは幅1015×長さ2250×高さ720㍉(最大伸長時の総幅1847㍉、デスク天板奥行き430㍉)。価格は8万8000円(税別)。
 
【ダブルクッションソファ】と【ワーキングローテーブル】
 ダブルクッションソファは、クッションを2層にし、組み替えてさまざまなスタイルに対応できるソファ。通常はソファとローテーブルのセットだが、ソファのクッション一層を外しローソファにすると、ローテーブルをデスクとしたワーク環境として利用できる。
 ソファ座面の中材にはライトウェーブを採用、高反発でしっかりとした座り心地を実現したほか、カバーを取り外して中材も含めた丸洗いが可能。
 ソファのサイズは、幅1720×奥行き825×高さ700㍉(座高370㍉)。予定価格は16万8000円(税別)。
 一方のワーキングローテーブルは、リビングでの在宅勤務を想定してデザインされ、ソファと組み合わせてローデスクとして利用できるほか、テーブル下にキャスター付きワゴンとシェルフを収め、仕事道具や暮らしの収納としても利用できる。天板トップには突板を用いて天然木の質感を持たせている。
 ローテーブルのサイズは幅1135×奥行き438×高さ412㍉。価格は6万3500円(税別)。

クッションを2層にしたダブルクッションソファ
ワゴンやシェルフを収納できるワーキングローテーブル
デザインを担当した三上卓司氏

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