ニュース2020.08.19
キャピタルペイント(大阪府高槻市)はこのほど、木工家具塗膜を劣化させない除菌スプレー「CPスーパーマルチガードスプレー」を発売した。ウレタンだけでなくラッカー、オイル、水性の塗料面に使えるほか布類にも使用可能という。
新製品について同社では、専門としている塗料ではなく、現在使われているアルコールや次亜塩素酸水のような除菌スプレーに属するものとしている。
新型コロナの影響で、これらのスプレーを使って家具を手入れすることにより、塗膜のべた付きや白化などのトラブルが多発し、同社へも相談が相次いでいることから、同社では抗菌剤メーカーと協力して、木工家具塗膜を劣化させない除菌スプレーを開発、7月末から販売を開始したもの。
CPスーパーマルチガードスプレーはアルコール類や塩素類を含まず、塗膜にも人体にも安全な成分が特長。コンタクトレンズの洗浄液やウエットティッシュなどに含まれる除菌成分と、食品分野でも使われている消臭成分などを組み合わせた成分で、優れた除菌、抗菌、消臭・防臭、防カビ、抗ウイルス効果を発揮するとしている。
用途は木材内装・木製家具全般、布類全般となっており、直接スプレーした後、約1分間おいてから布などで拭き上げる。布類はそのまま乾燥させる。
同社による効能試験結果によると、除菌試験で黄色ブドウ球菌ならびに大腸菌の1分後の減少率は99・9%。また使用24時間後の抗菌試験では、黄色ブドウ球菌の抗菌活性値は4・3以下、大腸菌は5・0以下で、SIAA抗菌性性能基準である抗菌活性値2・0をクリアしているという。
問い合わせは同社(電話072・672・7330)。
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