ニュース2020.08.19
飛騨産業は創業100周年を機に、事業や開発方針、社員の行動指針などについての普遍的な考え方をまとめた「4つの価値観」を公表した。同社は1920(大正9)年、中央木工株式会社として創業して8月10日に100周年を迎えた。
木に関する多岐の事業を展開する中で、自社の事業を内外にどうわかりやすく伝えていくか。同社は100周年を機に社内でプロジェクトを立ち上げ、外部の意見も参考にしながら、各部署で自らの事業を見つめ直した。その結果「人を想(おも)う」「森と歩む」「時を継ぐ」「技を磨く」の4つの価値観に集約されたという。
「人を想う」は、「立ち上がりたくない椅子」に代表されるように、常に使う人を思いやり、気遣い、感謝しながら、心地よい時間や空間づくりに貢献する。「森と歩む」は「節の家具」に代表されるように同社の全ての事業は、森からの恵みによるものだと強く自覚し、豊かな森林資源と、そこに暮らす生命を育むよう共に歩む。木工のプロフェッショナルである職人集団ならではの価値観がこの2つに集約されている。
「時を継ぐ」は、連綿と続く歴史と文化を背景に、先人たちの思想や知識、技術を受け継ぐ誇りと、確実に次代にバトンを渡すという使命。「技を磨く」は、その時代に応じた困難な課題に対して、新たな技術革新を自ら起こす果敢なチャレンジ精神。飛鳥時代から受け継ぐ「飛騨の匠」のDNAである「伝統」と「革新」に由来した価値観といえるだろう。
今後は講習会を開いて社内での浸透を図るとともに、外部への周知も図っていく。
同社は100周年に当たって、米ロサンゼルスを拠点に活動しているアート・ディレクター、大黒大悟氏によるロゴマークを制作した。
同社製品の取扱店、直営のショップ、ショールーム、ウェブサイトに掲げ、社員の名刺やバッジなどでロゴを展開する。大黒氏は2013年からHIDA東京ミッドタウン店のロゴマークや海外展示会などのアート・ディレクションを担当した。
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