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★抗ウイルスの内装用塗料をリニューアル発売 オプティマス インフルエンザウイルス99.99%以上不活化に成功

カラーは全6色

 地球環境を塗料から改善する取り組みを進めているオプティマス(大阪市浪速区、高尾一美代表)は4月22日、抗ウイルス性能評価試験をクリアした内装用塗料をリニューアル発売した。病院や屋内での新型コロナウイルスの感染リスクを軽減することができるという。
 新たに販売する「オプティマスインテリアメディカルペイント」は、神奈川県立産業技術総合研究所で動物感染ウィルスによる抗ウイルス性能評価試験(ISO21702)をクリア。同社によると、光触媒、金属イオン、今回新たに加えられた特殊無機物の作用により、人体に悪影響を与えることなくウイルスや細菌を抑えることができる。
 光触媒は、太陽からの紫外線エネルギーを吸収して酸化ラジカル(活性酸素)を発生させる。金属イオンは、細胞内に取り込まれて抗菌性を発揮、たんぱく質に結合してその機能を阻害し、活性酸素を発生させる。特殊無機物は、その表面から過酸化水素を発生する。これらの機能によってウイルスや細菌を抑制して、塗布面でインフルエンザウイルスを99.99%以上不活性化させることに成功したという。
 カラーは全6色。要望に合わせた調色にも対応している。
 オプティマスは、特許技術の内外装光触媒配合遮熱断熱エコ塗料(外装=特許第5711717号、内装=第6027394号)を製造・販売している。現在はJAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同で航空機用クリアコーティング塗料の開発に取り組んでいる。。
 販売塗料は全てオリジナルで、プライマー(下地調整材)から一貫製造しているため、塗装箇所を選ぶことなく、ほとんどの内装箇所に塗装が可能。

 主力商品のオプティマスインテリアペイントは、チェーン展開している飲食店や、医療関係工場、アパレル関係店舗などで使われている。
 オプティマスのサイトはhttps://www.optimus.jp/。

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