ニュース2019.12.11
◆佐戸川清氏/Vシェーズロング(日進木工)
木の「いきづかい」を感じながら、あたかも縁側に寝そべって「いっぱい」やりながら本を読んだり、音楽を楽しんだり、ウトウトしたり…。時には、至福の時を求めて、旅館での湯上がりにゆったりと時を過ごしたいと考えた結果、「床に近い上空を浮遊する」ような感覚をイメージし、シンプルで直線的な造形に加えて、美しい木目の持つやさしさを感じられるようデザインしている。素材はウォルナット。
◆日原佐知夫氏/オケージョナルテーブル〈LINK〉(シラカワ)
和室、畳でも使用できるオケージョナルテーブル。斜めに削き落としたエッジの効いた面、滑らかに削り込まれた曲面、各部材のエッジが造形全体を包み込みつながり変化していく。そこに現れる流れるアメリカ広葉樹の木目の表惰を魅せるように工夫している。素材はチェリー。
◆倉本仁氏/マンディ(日進木工)
日本の住空間にアメリカ広葉樹を置いた違和感を主題にさまざまな用途に使える無垢板のサイドテーブルをデザイン。布ヒンジによる開閉が可能で、マガジンラックや小物入れとしても使える。「床に座る文化がない外国人に、いかに使ってもらえるかを考えた」。素材はホワイトオーク、ウォルナット。
◆田渕智也氏/テーブル トレイズ(日進木工)
日本のちゃぶ台やお盆からイメージを展開。無垢材のさまざまな表情を生かすために間隔を開けて並べた天板材や、産地の特徴的な製法である曲げ木を使用したリング状のフレームが特徴。「暮らしに寄り添い長く身近に置きたい存在になれば」。素材はホワイトオーク/ウォルナット。
◆熊野亘氏/オラム(飛騨産業)
中にものを入れる・ストックする・守る機能をテーブルに付け加えることで、アメリカ広葉樹で丁寧に作られたテーブル天板が蓋になり、より素材に触れる機会が生まれるように設計された。「静かなたたずまいの中に見える豊かなアメリカ広葉樹の魅力を楽しんでいただければと思う」。素材はウォルナット。
◆小池孝嗣氏/ササ・テーブル(シラカワ)
味わい深い材料の良さを引き出すデザインを目指した。サラサラと流れる笹船のような長細いフォルムに、カーブした側面を持つネストテーブル。現代的な置床でもある。スリムな形状は部屋のさまざまな場所にフィットし、重ねる角度によってもその表情が変化するテーブル。素材はレッドオーク。
◆ニック・レニー氏/ポニーサイドテーブル(飛騨産業)
「環境の中で違和感を感じさせない家具が好き」。素材や木工技術に幅広い知識を持つオーストラリアのデザイナー。異なる高さの2つの天板を持ったサイドテーブルとして、あるいは机付きの椅子として使えるようにデザインされている。素材はウォルナット、ホワイトオーク。
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