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西川材利用「男前のキッチン」 西川バウム  首都圏ならでは利便性生かす

「男前のキッチン」を披露した西川バウム代表の浅見氏(右)とインテリアコーディネーターの林氏(左)

 埼玉県南西部の森から生産される西川材を販売している西川バウム合同会社は8月29日から9月3日までの6日間、スギ・ヒノキの西川材を使ったキッチン家具の初の販売会を東急ハンズ新宿店で行った。
 西川バウムは西川材を生かす「木活」を推進、森の学校や木工教室などの木育、植樹・間伐体験等を通じた環境教育、西川材を利用した家具など木材製品の開発を行っている。「このままだとなくなってしまう西川材の林業・木材産業をなんとかしたい」という西川バウム代表の浅見有二氏は「木のことを知って、使ってもらい、育てること。この3つのバランスが大切」という。
 販売会ではインテリアコーディネーターでインテリアワークスVIVIRを主宰する林真理子氏がコーディネートした「男前のキッチン」を披露した。
 首都圏での地域材のPRが活発化しているが、浅見氏は「長く使えば使うほどなじんでくる無垢材を使って西川材の良さをアピールしている。拠点としている埼玉県飯能市は都市に直結しており、削り直しのメンテナンスもできる」という首都圏の林業地だからこそできるサービスを強調した。無垢材を使った会議テーブルのレンタルサービスも行っている。
 「男前のキッチン」は「山主や製材所などの素敵な男性の方々との出会いから生まれた」と林氏。「バーベキューコンロなどを搭載して、退職した方が楽しみながら料理する姿をイメージして、シンクなど黒に統一した」。節を生かした西川材とのマッチングに訪れた人たちが見入っていた。

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