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メゾン・エ・オブジェ 160カ国から延べ12万人が来場

今年は「LET’S WORK TOGETHER(家にいるような雰囲気の職場づくり) 」をテーマに開催された
デザイナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた建築家/インテリアデザイナーのローラ・ゴンザレス氏の作品

 MAISON&OBJET(メゾン・エ・オブジェ)が9月6日から10日までの5日間、パリのヴィルパント見本市会場で開催された。
 装飾、デザイン、ライフスタイル分野に及ぶ出展数は2762、ブランド数は3137(うち61%の1904が海外69カ国から出展)。延べ来場者は160カ国から11万8871人を記録した。
今回の特徴は、会場内を「メゾン」と「オブジェ」を分類、整理して見やすくなったこと、さらに、トレンドテーマに「LET’S WORK TOGETHER(家にいるような雰囲気の職場づくり) 」を掲げ、ホール6に「WORK!」の特設ゾーンを新設し、ソーシャルネットワークとパーソナリゼーションの時代にアットホームな感覚を取り入れた新たなワークスペースのあり方を提案。
 多様化する働き方を背景に、ウェルビーイング(well-being/良好な状態)、ウェルワーキング(work well /うまく機能する)、コワーキン(Coworking/事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイル)などをキーワードに活気あふれるクリエイティブな新しいワーキングスペースの提案が注目を浴びた。
 一方、世の中の消費動向やライフスタイルの変化を分析し先々のトレンド提案を行う 「What’s New?」ゾーンは、ホスピタリティにまつわる「Care」、食についての「Share」、リビングルームの「living」と働き方の多様化に伴う「work」の4つが展示された。また、今回のデザイナー・オブ・ザ・イヤーには、パリを拠点に近年海外にも活躍の場を広げる建築家/インテリアデザイナーのローラ・ゴンザレス氏が選ばれた。

先々のトレンド提案を行う 「What’s New?」ゾーン
マーク・アントニオがデザインした「SELLETI」のソファ
DIESEL LIVINGのスタンド

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