ニュース

★ルームクリップ、家具・インテリアD2Cブランド運営のバイデザインを子会社化

髙重正彦ルームクリップ社長㊧と石川森生バイデザイン社長㊨

 住生活に特化したソーシャルプラットフォームを運営するルームクリップ(東京都渋谷区)は8月25日、インテリアD2Cブランド「Kanademono(カナデモノ)」を展開するbydesign(バイデザイン、東京都目黒区)を子会社化したと発表した。これに伴いバイデザイン社長の石川森生氏がルームクリップの経営に参画するとしている。
 バイデザインは「空間から豊かな人生をデザインする」を企業理念として2016年に設立。カナデモノをはじめGemone(ジモーネ)、Favrica(ファブリカ)の3ブランドを展開。自社製品を製造とともに他社商材の仕入れ販売も行い、サイズオーダー家具をリーズナブルな価格帯で提供している。
 今後はバイデザインが持つD2Cブランドの構築やECショップ運営のノウハウの活用を図るとともに、同分野に深い知見を持つ石川氏の経営参画により、ソーシャルコマースプラットフォーム「ルームクリップショッピング」と、D2Cクラウドサービス「ルームクリップビジネス」の開発と顧客獲得のためのマーケティングを強化していくとしている。
 ◆ルームクリップ代表取締役・高重正彦氏の話 バイデザインは、国内のホームファッション領域で成功している数少ないD2Cブランドで、今後、同社の持つD2C創造・育成のノウハウ、特に商品企画・マーケティングのプロセスをルームクリップショッピング内で再現可能にしていく。本グループ化を通じて、ルームクリップショッピングをユーザーと企業のつながりが新しい消費を生むソーシャルコマースの場として、ユーザーはもちろん住生活領域の企業にとっても価値のある場所にさらに飛躍させていく。
 ◆バイデザイン取締役社長・石川森生氏の話 当社はD2Cマーケットにおいて家具・インテリアにフォーカスして成長を続けてきた。ルームクリップ社による当社の完全子会社化によって、同領域で国内最大級のバーティカルコミュニティであるルームクリップとの連携を強化し、より多くのトラフィックやUGC(一般ユーザーの投稿コンテンツ)生成による一層の成長加速が期待される。また、ルームクリップショッピングへの出店および当社D2Cブランド運営ノウハウを生かして、同プラットフォーム上での新たなD2Cブランド創造をサポートすることで、両社シナジーの最大化を目指す。

ニュースの最新記事