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★【マレーシア国際家具見本市(MIFF)①】バイヤーへのサポートを強化 ライフスタイルに特化した新企画も登場

WTCKLで開催されたオープニングセレモニー

 東南アジア最大規模の家具見本市「マレーシア国際家具見本市(MIFF)2026」が3月4日から7日までの4日間、首都クアラルンプールで開催された。国際貿易展示センター(MITEC)、ワールド・トレード・センター・クアラルンプールの(WTCKL)の2会場で行なわれた。第32回を迎えたMIFFのテーマは「Source. Connect. Trade.」。今年の開催から、マレーシア貿易開発公社(MATRADE)と提携し、バイヤーと輸出業者のビジネスのサポートを強化した。

 主催者のインフォーマ・マーケッツ・マレーシアによると、17ホール、総展示面積10万平方㍍に、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、台湾、トルコなど11カ国・地域から643社が出展した。来場者は123カ国・地域から1万8402人。内訳は中国、日本、米国、インド、シンガポール、フィリピン、オーストラリア、インドネシア、台湾、カナダなど。会場での売上高は推定12億4000万米ドルに達したという。
 新たな見どころとして、ライフスタイルやインテリアに特化した「ザ・ミューズ・ホール」がWTCKLで披露された。また、デザイントークや業界セミナーに加え、再生可能エネルギーに焦点を当てた「ENERtecロードショー」といった新たな取り組みも実施された。
 クリエイターと地元メーカーによる新たなコラボレーション企画「The SELECTS: Origins 1.0」では、マレーシアの新進気鋭のデザイナーたちの作品が紹介された。
 MIFFゼネラルマネージャー、ケリー・リム氏は「中東の現状にもかかわらず、バイヤーは調達ミッションの成功に全力を尽くした。『ザ・ミューズ・ホール』の開設をはじめとする新たな取り組みやサービスが、実りある商談の機会となり、MIFFでの体験をより充実したものにできたと思う」とコメントしている。
 4日にWTCKLで開催されたオープニングセレモニーでMIFF創設者・チェアマンのタン・チン・フアット氏は、マレーシア貿易開発公社との提携、サプライヤーの推薦、工場見学、出荷などを包括的に支援する「ビジネスセンター」、デザイナーと製造業者をつなぐ新たなプラットフォーム「FDC(家具デザインコンペティション)クラブ」など新たな取り組みを挙げた。同氏は「MIFFは単なる展示会ではなく、世界中のアイデア、文化、事業機会が集まる活気にあふれたオアシス」であることを強調した。
 マレーシア・プランテーション・商品相のノライニ・アフマド氏は、2030年までに家具を含む木材輸出額を年328億リンギ(約1兆3000億円)に引き上げるマレーシア政府の方針を示し「マレーシア木材産業委員会(MTIB)などの関連機関とも緊密に連携し、家具業界が新たな市場に接続することを断固として支援する」とメッセージを寄せた。また米国の関税措置に関しても「MIFFが従来市場にとらわれず、東南アジア諸国連合(ASEAN)やその他の新興国を含む新たな地平を開拓しようとする先見性のあるアプローチで状況に対応しようとしている」と評価した。
 2027年は3月1日から4日の日程で開催される。

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