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★カリモク家具、新たなコラボレーションの旅へ オルガテック東京2025出展

Aゾーン・発見を待つマテリアル
Bゾーン・加工を着替える

 カリモク家具(愛知県知多郡東浦町)は、6月3日から東京ビッグサイトで開催されるオルガテック東京2025に出展し、「なんでも作るよ」をテーマに、さまざまなコラボレーターとの協業に取り組む同社の企業姿勢と技術を紹介すると発表した。
 同社のオルガテック東京出展は今回で3回目。今回は副題に「Your Journey is Our Journey」を掲げ、家具製造にとどまらず、ものづくりの幅広さと、それを支える木材加工技術や知見を5つの展示ゾーンを巡る「旅」の体験を通して表現するという。
 旅の出発点であるAゾーンでは製品になる手前の、それぞれに異なる加工を施したマテリアルやオブジェを配置し、その後に続く多彩なコラボレーションへの期待を高める。
 Bゾーンでは、既存のチェアMAS「WK Chair 01」と、カリモク・ニュースタンダード「Castor Chair」、「CAP Chair」の3製品に、特殊な塗装仕上げや樹種を変更した特注モデルを展示。見た目の印象と選択肢の広がりをプレゼンテーションする。
 Cゾーンには、アシックスとのコラボレーションで生まれた廃棄予定のシューズを粉砕して家具のクッションにリサイクル活用した「Polar Lounge Chair」の特別モデルをはじめ、米国ロサンゼルスのデザインスタジオWAKA WAKAや、滋賀県甲賀市のアートセンター・福祉施設「やまなみ工房」など、さまざまな領域のクリエイター、組織とのコラボレーションから生まれた特注家具とアートワークを展示。
 Dゾーンでは、既存製品を用いた新たなオフィス空間、特に会議室のあり方を提案。特注サイズで製作したKARIMOKU Caseのコーヒーテーブルを複数のソファが囲み、リラックスしつつも活発な発想と言葉が交わされる空間を作る。
 中央に位置するEゾーンでは、特注サイズ(2700×1300㍉)のカリモク・ニュースタンダード「Spectrum」シリーズのテーブル2台と、同「Panorama」シリーズでオフィスのオープンスペースの使い方に多様性をもたらす使用シーンを表現する。Spectrumシリーズのテーブルの天板にはヨーロッパ産オークと国産クリの2種を使用。いずれの樹種も同社独自の資材調達ルートと、フィンガージョイントの技術によって特注サイズでの製作を実現しているという。
 展示全体のディレクションはプロダクトデザイナーの小宮山洋氏。多数のデザイナーと協力企業のコラボレーションによって各ゾーンの五感と想像力を刺激する場づくりを目指すとしている。

Cゾーン・なんでも作るよ
Dゾーン・対話を生む空間づくり
Eゾーン・広場からさらに遠くへ

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