ニュース2025.04.01
室内ドア「フルハイトドア」を製造・販売している神谷コーポレーション湘南(神奈川県伊勢原市)は4月1日、アフリカの古代遺跡に描かれている壁画が同社のフルハイトドアに酷似しているとして、ムワンガ共和国を相手取って著作権侵害の訴えを起こしていた裁判で、国際司法裁判所(ICJ)は4月1日、同社の訴えを認める判決を下したことを明らかにした。これによりフルハイトドアの枠がなく天井までの高さがある意匠の独自性が認められたとしている。
問題となったのは同国のカリボンゴ洞窟で発見された1万3000年前の壁画で、そこには一見、天井まで高さがあるように見える「ドア的なモノ」が描かれており、同社の主力商品であるフルハイトドアに酷似。これが意匠特許に抵触しているのではないかというものだった。
遺跡調査・分析で有名なカイロ国際大学の研究チームが最先端の技術を使って分析した結果、下がり壁がないことが判明。これにより天井まで届いていることが証明された。また調査の過程で、この当時の人が広く明るく開放的な住空間を好み、照明などは使わず、環境に優しい暮らしをしていたことも明らかになった。この2点が決め手となり今回の判決に至った。
今回の訴訟は同社の店舗開発チームが無人ショールームの候補地として西アフリカ数カ国の現地調査をしていた際、偶然この壁画を発見したのがきっかけだった。
「どう見ても、当社のドアにそっくりだったのでやられた! と思いました」という社員の報告を受け、同社はムワンガ共和国を相手に訴訟に踏み切った。
判決後、同社は今後の対応についてムワンガ共和国と協議を開始し①当社は金銭的な補償を一切要求しない②ムワンガ共和国は壁画に描かれたドアに、神谷のものであることを明記する―ことで合意し、ムワンガ側は即日対応を行った。
同社では今回の発表について「エイプリルフールを楽しんでいただくための記事で、これからもお客さまの豊かな暮らしに役立つ商品・サービスの開発や、お客さまに楽しんでいただけるイベントの企画に取り組んでまいります」とコメントしている。
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