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★家具再生の新しい形を提案 マルニ木工、伊勢丹新宿店で「RE-INNOVATION」展

No.544 マガジンラック
藤井隆行氏(nonnativeデザイナー)

 マルニ木工(東京都中央区)は、10月16日から伊勢丹新宿店と共同で、家具再生の新しい形を提案する企画展「RE―INNOVATION Vol・3」を開催する。
 企画展ではデザイナー・藤井隆行氏の監修で1963年にマルニ木工が発売した「No.544 マガジンラック」を、当時の設計図から忠実に復刻した製品の限定販売が予定されている。
 同社によるとNo.544 マガジンラックは1963年~70年代に製造され、中古やヴィンテージ家具好きの間で「オールドマルニ」の愛称で親しまれている製品群の一つで、藤井氏がオールドマルニに興味を持つきっかけとなり、自邸でも愛用している製品という。
 藤井氏は「約60年前にこれだけ使い勝手が良くて、和と洋が融合したような洗練されたデザインの家具を日本のメーカーが手がけていたことを知ってほしい」と語る。
 今回の復刻にあたって藤井氏は木目にもこだわり、しっかりとした木目のチーク材を選んだ。チーク材ならではの濃い飴色に経年変化する美しい木目が楽しめるとしている。
 「RE―INNOVATION Vol・3」は、10月16日~22日、伊勢丹新宿店本館5階センターパーク/ザ・ステージ♯5。No.544 マガジンラックは幅500×奥行き385×高さ385㍉。販売価格は6万9300円(税込み)。

グレー(伊勢丹新宿店限定カラー)㊧と、ナチュラル㊨
ダークブラウン㊧と、ライトブラウン㊨
約60年前の設計図から復刻

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