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★里山林や街路樹から新作家具 土井木工、雑木の循環活用目指し都内で展示会

展示会場
オフィスや公共施設、商業施設向けミーティングチェア

 土井木工(広島県府中市)は、里山材や街路樹を素材とした新作家具の展示会を5月22日から6月18日まで東京都新宿区のMOCTIONで開催している。
 展示されているのは、里山や街路樹など雑木と呼ばれる樹木を鉄など異素材と組み合わせた製品で、雑木の新しい価値を創出し、かつての薪や炭生産のように定期的な里山林の伐採、資源としての循環利用を目指すという。
 同社発表の新作家具は次の通り。発売時期は今年夏ごろを予定しているという。
 ◆ミーティングチェア=オフィスや公共施設、商業施設向けにデザイン。フレームを異素材にすることで、すっきりとした印象となり、座面は存在感のあるデザインに。異素材と組み合わせることで限られた地域の木材の有効活用を図る。
 ◆スツール、コンパクトソファ=張地にヒノキの葉を染料として染めた帆布を使用。オフィスや公共施設、商業施設のラウンジやフリースペースなどでの利用を想定。木の枝や皮なども染料として活用できるという。
 これらの製品は、同社独自のネットワークにより、丸太の製材から板材の乾燥、製品加工まで一貫して製作が可能としている。
 展示は6月18日まで国産木材の魅力発信拠点・MOCTION(東京都新宿区西新宿3―7―1、新宿パークタワー5階)。10時30分~18時30分(祝日を除く水曜日休み)。

ヒノキの葉で染めたスツールとコンパクトソファ

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