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★3Dプリンターで家具製品 前田技研、新ブランドで業界参入へ

3Dプリンターによるインテリアブランド「孚美」(同社の食堂)

 自動車業界を中心に金属加工を行っている前田技研(愛知県岡崎市)はこのほど、大型3Dプリンターで造形したインテリアブランド「孚美(ふうび)」を立ち上げたと発表した。9月27日から29日までインテックス大阪で開催される「第4回ライフスタイルWeek関西」で新製品を発表する。
 同社によると孚美は「美しい作品を常に造り続ける」との意味を込め、廃棄材料を極力出さない自然由来の材料を使用、3Dプリンターならではのオリジナリティーのある作品を企画・開発したという。
 発表される製品は▽生分解性プラスチックを素材とするランプシェード▽木材と樹脂を組み合わせた難燃性射出材料を使ったチェア▽エラストマー(弾性のあるプラスチック)を使用したテーブル―など。
 孚美を企画した同社プロダクトデザイン・3Dプリンター造形担当の伊豫田敏輝氏は「3Dプリンターは歩留まりが良く、必要な数を作れ、材料テストを簡易に出来るという意味で環境負荷低減との相性が良いと思っている。3Dプリンターでデザインされた物の美しさや特有の表現、この工法でしか感じられない風合いの新しい価値を提供したい」と語っている。
 ライフスタイルWeek関西での同社出展ブースはインテックス大阪(大阪市住之江区)6号館K9-29。

木材と樹脂を組み合わせた難燃性射出材料によるチェア
エラストマーを使用したテーブル
生分解性プラスチックを素材とするランプシェード

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