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★【飛騨の家具フェスティバル】飛騨の広葉樹の活用を 飛騨市長 都竹 淳也

飛騨市の都竹淳也市長

 2022飛騨の家具®フェスティバル「自然との共生~森に生かされ、森を活かす」が、3年ぶりに盛大に開催されますことを心よりお祝い申し上げます。
 飛騨は、豊富な森林資源と曲木に代表される高度な木材加工技術を背景に、家具の中でも難しいといわれる脚物家具の産地としてこれまで発展してきました。
 飛騨市においては、小径、曲がり、節など、これまで家具には使い難いとされてきた飛騨地域産広葉樹の高付加価値化とさらなる活用を目指す「広葉樹のまちづくり」を推進し、2020年には飛騨地域の林業者、木工業者、建築業者と市など合わせて17事業者・団体による連携組織「飛騨市広葉樹活用推進コンソーシアム」を設立するなど、独自のサプライチェーン構築を進めてきました。また、本年は中長期的視点による資源管理の観点から、市内で行われる天然林施業に関する市独自の基本方針を定め、持続可能な広葉樹生産に向けた仕組みづくりにも着手しております。
 こうした取り組みと「飛騨の家具」を手掛けておられる家具業界の皆さまの持つ企画開発力、デザイン、製造技術といった強みが掛け合わされることは、さらなる広葉樹の活用推進に大いにつながるものです。
 長い伝統の中で、その技術やデザインを磨いてこられた「飛騨の家具」の魅力をこのフェスティバルを通じて、多くの皆さんに感じていただくとともに、飛騨地域の活性化に向けた有意義な機会となることを心より祈念いたしております。

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