ニュース2022.09.08
インテリアのパリコレと言われるデザインのトレードショー「メゾン・エ・オブジェ」(SAFI主催)が9月8日、パリのノール・ヴィルパント見本市会場で開幕した。
母娘の照明デザイナーデュオ、石井幹子、石井リーサ明理の両氏は、2013年から同見本市のオフィシャル展示「LIGHT TREND(ライト・トレンド)」をプロデュースしている。今年は「ファンダ・メンタル(基本的・根本的)」」をテーマに、オカムラ、エアウィーヴ、スタンレー電気、エフウエイブ社などとコラボレーションしている。
1日に都内で行われたプレス発表会で、パリからリモート出席したリーサ明理氏は「現実とバーチャルの世界をリンクしながら照明ができることを、光のファンダ・メンタルに立ち戻り、特別でオリジナルな空間をつくりあげたのでこのテーマにした」と話す。
リテール、ワーク・スペース、ホスピタリティー、アートの4つに区分けされた展示コーナーについては「トレンドを紹介することに加え、インテリアはもちろんエクステリアも含めて光のノウハウを提案したり、照明デザインで空間がさまざまに変化することを体験したりできる」と紹介した。
家具製品はオカムラが可動式パーテーション「co-comori(ココモリ)」やスタンレー電気と共同開発した照明「LILIO(リリオ)」、3Dプリンタで製作する環境素材を用いた家具「Up-Ring(アップリング)」、エアウィーヴが段ボールベッドなどを出展。
会場各ブースには黄金に輝くエフウエイブ社開発のフレキシブル太陽電池「ソーラードレス」をまとったアテンダント「MIXALI(ミザリ)」が案内役を務める。
メゾン・エ・オブジェの今年のテーマは「メタ・センシブル」。現実とバーチャルの世界が双方に影響を与えながら融合し、新たなクリエーションを生み出すという意味。手仕事の感覚とデジタルが新しいクリエーションをつくり上げていくことを目指すという意味合いが込められている。総出展数は1765ブランド、日本から14社が出展している。閉幕は12日。
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