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★コロナ禍での暮らしを向上 ポラスタウン開発、キッズデザイン賞2分野で受賞

ずぼらクロゼットのあるおうち(分譲住宅「時色の家」)
家族で趣味や作品を共有する土間と大黒板のある家

 住宅の設計・建築を行っているポラスタウン開発(さいたま市南区)は8月25日、同社設計の「ずぼらクロゼットのあるおうち」と、「家族で趣味や作品を共有する『土間』と『大黒板マグネット』のある住まい」の2作品が、第16回キッズデザイン賞を受賞したと発表した。

■ずぼらクロゼットのあるおうち

 同社によると「ずぼらクロゼットのあるおうち」は、同賞・子どもたちを産み育てやすいデザイン部門で受賞した。コロナ禍を経て「おうち時間」増加に伴う家事負担の軽減をテーマに、ママブロガーとして活躍する中山あいこさんと同社のコラボレーションによる作品。
 自分自身を「ずぼら」と話す中山あいこさんは、片付けや家事負担の軽減、家事時短がもっと楽にできないかを考え、各所に散らばった収納スペースを1カ所にまとめる新発想の「ずぼらクロゼット」を作った。
 家の中央にウォークインクロゼットを配置。リビング・キッチン・洗面所など各部屋とつないで通り抜けられるように工夫。家族みんなが自然に片付けるための動線とした。
 クロゼットには、自由にカスタマイズできるLIXIL製のヴィータスパネルを採用。ハンガーパイプの高さを変えれば子供でも手が届き、片付けの習慣を身に付けるなど家族の成長にも寄り添うとしている。

■土間と大きな黒板のある住まい

 もう一つの受賞作品「家族で趣味や作品を共有する『土間』と『大黒板マグネット』のある住まい」は、家庭内の趣味の共有、コミュニケーションをテーマとした作品で、子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門での受賞。
 同社では、コロナ禍を経て自宅で過ごす時間が増え、暮らしのストレスを低減するために家の中に趣味を楽しむスペースを設け、お互いを知ることで家族のコミュニケーションを育む住まいを考えたという。
 家の中心に広い土間を設け、汚れを気にせずDIYやインドアガーデニングなどの趣味に没頭できる空間とした。玄関近くには洗面スペースを設け、汚れをすぐに洗えて、ウィルスや汚れを家に持ち込ませない工夫も。
 1・2階につながる階段の壁面には大きな黒板を設け、チョークで子供が絵を描いて楽しんだり、家族写真を貼る、家族の伝言など多目的に使え、子供の感受性を育てるアートな空間とした。
 ◇キッズデザイン賞の詳細はhttps://kidsdesignaward.jp/

ずぼらクロゼットのあるおうちの間取り図
子供でも手が届く、ずぼらクロゼット
奥の「土間」と「大黒板マグネット」(右)

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