ニュース2022.06.10
仏壇・仏具メーカーの保志(福島県会津若松市)は6月7日、仏壇に使用する銘木にUV漆塗料と植物由来のレジン(樹脂)を施した「銘木レジンテーブル」を発表した。同日から12日まで直営店スペース・アルテマイスターで6人掛けのダイニングテーブル、サイドテーブルなど約15点を展示販売するほか、オーダーメイド製品も受注するとしている。
この製品は仏壇に使われる銘木の天板にレジンを流し込み、木材の表情にレジンの波のような模様が加わっているのが特徴。
同社によると、今回は摩擦に強く木目が美しいケヤキとクワを使用。木材にレジンを流し込み、一枚の平らな天板に仕上げている。
また、UV漆塗料(紫外線硬化型漆塗料)で仕上げられ、漆特有のしっとりとした深みと温もりが加えられている。
このほかの特徴は①UV漆塗料により耐水性・防腐性に優れ、傷や汚れが付きにくい②植物由来のレジンを使用しているため廃棄時の環境負荷を低減③木の色味に合わせてダークカラーやブルー、エメラルドグリーン、ワインレッドなどのカラーバリエーションが可能―など。
銘木レジンテーブル開発に当たり同社では、UV漆塗料を扱う会津若松市の漆塗装専門会社、ユーアイヅと共同で、漆器産地である会津の漆文化を広め守っていく取り組みを2017年にスタート。
19年には環境に配慮した植物由来のレジンを採用したことで、木の個性である節や割れ、曲がり具合をそのままに家具、建材として必要な幅を確保することが可能になった。
さらに、耐久性のあるUV漆塗料を施すことで、漆独特の表面のふっくら感・色の深み・しっとりとした手触りの素材として活用の幅が広がり、今回、取り組みの第一弾として銘木レジンテーブルを制作したという。
販売会は6月12日までスペース・アルテマイスター(福島県会津若松市本町9―23、電話0242・26・4621)で開催中。
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