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★【開催直前特集】4.26 ドイツ発「オルガテック」日本上陸 オフィスとホームの垣根を越えて働き方提案

エクスペリエンス・エリアのイメージ

 日本で初めて開催されるオフィス家具の国際見本市「オルガテック東京」が4月26日から28日の3日間、東京ビッグサイト南1・2ホールで開催される。主催はケルンメッセと日本オフィス家具協会。コクヨ、オカムラ、イトーキ、内田洋行といったオフィス家具メーカーをはじめ、カリモク家具などこれまでホームユースを中心に活躍してきたメーカーなど10カ国から65社(国内52社、海外13社)が出展、2万人の来場を見込んでいる。

 70年にわたってドイツで開催されてきたオルガテックが、いよいよ日本に上陸する。コロナ禍で在宅ワークが広がり、オフィスの在り方や働き方の見直しが行われる中で披露される各社のソリューションとデザインが注目される。また、ホームユースを主な舞台として活躍してきたメーカーが出展するなど、オフィスとホームそれぞれの垣根を越えた提案も見どころの一つと言える。
 日本オフィス家具協会専務理事の貫名英一氏は「ブースのデザイン自体も見どころになる」と話す。初日の26日には、出展者の中から優れたブースを選ぶ「ベストプレゼンテーションAWARD」の結果が発表される。インテリア雑誌「エル・デコ」ブランドディレクターの木田隆子氏をはじめクリエーターを選考委員に招き、コンセプトやデザイン性、機能性、独自性などを基準にグランプリ1点と準グランプリ3点を選んで表彰する。
 オフィスと在宅、首都圏と地方、本業と副業、仕事と趣味・休暇といった異なるものを掛け合わせることで、新たなオフィスデザインやワークスタイルを創造し、新たな価値を生み出すことを目指そうと「HYBRID WORK」をテーマに掲げて開催される。
 主催者がプロデュースする企画展示「エクスペリエンス・エリア」では、最適な場所や時間を自由に選ぶABW(アクティビティー・ベースド・ワーキング)など、オフィスから屋外までにわたる新しい働き方を体験できるという。
 また、ドイツで開催されている家具コンポーネントの展示会「インターツム」のようなBtoBエリアも設けられ、従来の見本市では見られないメーカーも初出展する。オルガテック東京のサイトには、会期前後に出展者とオンラインでコミュニケーションを図れる「ショーケース」が開設されている。
 基調講演は、建築家の藤本壮介氏が「ハイブリッド・ワークを醸成するこれからの建築」をテーマに、ワークプレースづくりに向けての建築的なアプローチを探る。

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