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★飛驒産業が企業ビジョン「志」を制定 企業ロゴや直営ショップの名称も変更

企業ロゴの変更
ショップとショールームの名称を「直営店」に統一

 飛驒産業(岐阜県高山市、岡田贊三社長)は9月13日、企業ビジョン「志」を制定。これまでに発表した「4つの価値観」とともに、企業理念の言語化・体系化が完了したと発表した。また、これら企業理念を表す「コーポレートメッセージ」と、その世界観を伝える「メインビジュアル」を制作。さらに、これら企業理念体系の更新に伴い、10月1日から企業ロゴならびに直営ショップ、ショールームの名称と公式WEBサイトの企業ドメインを変更するとしている。
 同社によると新たな企業ビジョンは「志=匠の心と技をもって飛騨を木工の聖地とする」とし、それを補足する「ステートメント」と「4つの価値観」で企業理念体系を構成するもの。
 新たな「志」制定に伴い、企業ロゴ(キツツキマーク)は、より目指す姿を表現するのに相応しいロゴに変更する。これまでのキツツキマークは、修理サービスや品質保証を象徴するマークとして使用したり、キャラクター化して各種イベントに登場させる予定という。
 このほか直営ショップ(東京ミッドタウン、福岡)と、ショールーム飛騨の家具館(高山、仙台、東京神谷町、名古屋、大阪、福岡)の名称を10月1日からは「直営店」に統一する。
 また、公式WEBサイトの企業ドメインを「kitutuki.co.jp」から「https://hidasangyo.com」に変更する。

■匠の心と技で飛騨を木工の聖地に

 飛驒産業が発表した企業理念体系「志=企業ビジョン」とステートメント、4つの価値観は次の通り。
 ◆志=匠の心と技をもって飛騨を木工の聖地とする。
 ◆ステートメント=悠久の森と飛鳥時代から続く匠文化を背景に、大正9(1920)年、地域の発展を願う有志が「無用の長物」とされていたブナを活かし、曲木家具づくりをはじめました。先人たちのひたむきな努力と挑戦により、飛騨は日本を代表する家具の産地へと発展しました。匠の心と技とは、人を想い、時を継ぎ、技を磨き、森と歩むこと。節や杉の魅力を引き出した家具を世の中に送り出してきたように、これからも私たちは森林資源への探究を重ね、その活用を牽引し、木の温もりある暮らしをお届けしたいと考えます。新たな創造を可能とし、その魅力を求めて人々が集う場所へ。創業の地である飛騨を「木工の聖地」とすることが私たちの志です。
 ◆4つの価値観(事業・製品開発方針、社員の行動指針)=①人を想う②時を継ぐ③技を磨く④森と歩む。
 ◆コーポレートメッセージ(端的に力強く社外に発信する言葉)=匠は森にいる。

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