北の住まい設計社（北海道上川郡東川町）は５月20日、北海道産無垢材と職人の手仕事を生かした組み立て家具「ＬＩＭ（リム）」シリーズに新たに環境にやさしい塗料を使ったカラーリングエディションを加えたと発表した。木の床や白い壁に映えるブラックとホワイトの２色で、マットな質感でより洗練された印象の家具に仕上がったとしている。
　塗料は環境に配慮されていることを重視し、ドイツ・アウロ社の水性天然塗料を採用。塗料成分の安全性、輸送に耐えられる十分な強度、家具の仕上げとしての美しさ―を満たすものを求め、アウロの中でも日本ではまだ取り扱いのない塗料を取り寄せたという。
　材質のバリエーションは、木のテクスチャが感じられるミズナラと、さらっとした質感のイタヤカエデの２種。それぞれの木の個性が、カラーリングを加えても表現されるよう仕上げたとしている。
　同社では、１９７８年の創業以来、自然との共生やサスティナブルなモノづくりを理念に、職人の手仕事を生かして組み上げた無垢材の家具を製作。ＬＩＭシリーズは、安価な大量生産を目的とした組み立て家具の既成概念を覆す新たな価値観の創造を目指しているという。
　ＬＩＭウェブサイトは　http://www.kitanosumaisekkeisha.com/lim/