ニュース2021.04.05
イトーキ(東京都中央区)は4月1日、抗ウイルス加工「Polygiene ViralOff(バイラルオフ)」が施されたオフィスチェアの張地に、新型コロナウイルス感染症の原因ウイルス(SARS―CoV―2)を減少させる効果が証明されたと発表した。
同社によるとバイラルオフ加工は、スウェーデンのポリジン社が保有する抗ウイルス加工技術で、繊維上の特定のウイルスを銀イオンにより減少させるもの。これにより繊維製品を媒介とした感染リスクの低減に役立つという。
同社では張地にバイラルオフ加工を施したオフィス用チェア5製品を対象に、検査機関による抗ウイルス試験(ISO18184:2019)を行った。
この試験は、繊維製品上に付着したウイルスの感染価(細胞感染性を持つウイルス粒子の数)が減少する度合いを確認するもの。ウイルス液を接種した試料(抗ウイルス加工品と標準布)を25℃で2時間静置した後にウイルスの減少度合いを比較した。
その結果、抗ウイルス加工品ではウイルスが99%減少したことが確認されたという。バイラルオフ加工を施した家具で同効果が証明されたのは世界初という。
今回、抗ウイルス性能が確認されたのは、昨年12月に発売されたバイラルオフ加工チェアで、ノートチェア、ノナチェア、トルテRチェア、モノンチェアならびにエレックチェア・エレックSCチェアの5製品。
製品の詳細は https://www.itoki.jp/solution/infection-control/viraloff/
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