ニュース2021.02.17
大川インテリア振興センターは、福岡県大川市のメーカー10社による仏壇を「東京インターナショナルギフトショー春」(2月3~5日)に出展した。コロナ禍による展示会への影響が続く中、終日客足が途絶えず商談が行われた。
桐里工房は、キリの意匠と職人技を駆使した「スマートミニ仏壇」による新しい祈りの形を提案した。専用タブレットで、遠くの親戚もウェブ会議サービスを使って法事に参加できる。
スマートミニ仏壇には、1912(明治45)年の創業からきりだんすを作り続けている同工房の「焼桐」など伝統技法が駆使されている。福岡県の「現代の名工」に選ばれ、「大川の匠」でもある同工房代表の稗田正弘氏は、伝統工芸とIоTシステムについて「タブレットからお坊さんの姿とともに読経が流れ、遠くの家族も法事に参加できる。例えば江戸時代の工芸は、その当時は新しいものだった。いつも新しく最先端のものが伝統工芸」と話した。
ウエキ産業は、樹齢100年近い熊本の小国スギを「古代杉」と名付け、年輪と色合いを生かした「樹木仏壇」を出品した。扉にはセンダンを使い、自然オイル塗装で仕上げている。植木正明会長は「今は見られなくなった家の大黒柱を発想に作った。SGEC森林認証を取得している小国のスギを使っている」という。
創業から70年以上の歴史を持つ金物メーカー、奥平が初めて仏壇に挑戦した。狭小空間での祈りを考えた「ミニ仏壇」は、無垢材を使ったコンパクト設計。壁掛けにも対応している。マグネット仕様の扉は、左右どちらにも開閉可能で取り外すことができる。開発営業推進室の平井武志氏は「老人ホームにいる祖母にこんなものをプレゼントできたらと思い開発した」と話した。
ギフトショーは、東京ビッグサイト西館と南館で開催され、3日間で9万4335人が来場した。
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